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09月26日-08号

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  1. 与謝野町議会 2022-09-26
    09月26日-08号


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    令和 4年  9月 定例会(第110回)          第110回令和4年9月与謝野町議会定例会会議録(第8号)招集年月日 令和4年9月26日開閉会日時 午前9時30分 開会~午後3時53分 延会招集の場所 与謝野町議会会議場1.出席議員       1番  杉上忠義       9番  河邉新太郎       2番  藤田史郎      10番  永島洋視(午後欠席)       3番  野村生八      11番  三田義幸       4番  高岡伸明      12番  安達種雄       5番  浪江秀明      13番  家城 功       6番  渡邉貫治      14番  和田裕之       7番  今井浩介      15番  山崎良麿       8番  山崎政史      16番  宮崎有平2.欠席議員(なし)3.職務のため議場に出席した者      議会事務局長    前田昌一    書記        坂根加奈子4.地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者      町長        山添藤真    代表監査委員    田中眞一      副町長       井上雅之    教育長       長島雅彦      企画財政課長    小池大介    教育次長      柴田勝久      総務課長      長島栄作    社会教育課長    植田弘志      防災安全課長    藤垣浩二    福祉課長      田辺茂雄      CATVセンター長 谷口義明    子育て応援課長   下川賢司      税務課長      吉岡素子    保健課長      平野公規      住民環境課長    中上伸午    商工振興課長    三田大智      会計室長      安田 敦    観光交流課長    市田桂一      建設課長      柴山 進    上下水道課長    山添雅男      農林課長      矢野彰男5.議事日程  日程第1 議案第77号 令和3年度与謝野町一般会計歳入歳出決算認定について                                   (質疑)6.議事の経過     (開会 午前9時30分) ○議長(宮崎有平) おはようございます。 本日も令和3年度一般会計決算認定の質疑を行います。 議員の皆様にお願いしておきますが、決算認定についての疑義を正す質問をしていただきますよう、お願いいたします。 ただいまの出席議員数は全員であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程に従い進めたいと思います。 日程第1 議案第77号 令和3年度与謝野町一般会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。 本案については、既に質疑に入っております。 前回に引き続き質疑を続行します。 質疑はありませんか。 9番、河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) おはようございます。 それでは、令和3年度与謝野町一般会計歳入歳出決算認定について、質疑させていただきます。 決算書の277ページの図書館管理運営事業についてお尋ねいたします。 最初に10節需用費の修繕料29万1,060円についてお尋ねいたします。 ○議長(宮崎有平) 答弁を求めます。 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長植田弘志) おはようございます。 ご質問のほうが、277ページの図書館管理運営事業の修繕料ということで、29万1,060円支出させていただいております。これにつきましては、加悦谷分室のエアコンの修繕を行っておりまして、こちらのほうの修繕ということでございます。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) はい。ありがとうございます。 続きまして、17節備品購入費、令和3年度199万8,424円が上がっております。令和2年度は304万8,628円で、比較しますと105万204円の減額になっております。 これについて説明をお願いいたします。 ○議長(宮崎有平) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長植田弘志) 図書購入費備品購入費でございます。令和3年度は199万8,424円ということで、令和2年度が304万8,628円ということで、約100万円減額になってます。これにつきましては、決算書のほうのコロナ対策費になります。235ページのほうになるんですけれども、今回、コロナ対策費を使わせていただいて、235ページの上から4行目ぐらいあたりです。図書費等購入費ということで、こちらのほうで約100万円使わせていただいております。 これにつきましては、図書の貸出しを通常1回に貸し出す図書を10冊なんですけれど、それを20冊にする。それから、2週間を4週間にするということで、コロナ対策で財源が充当できるということで分けさせていただいております。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) 今、課長のほうからありましたけれども199万8,420円、これは、図書館購入費、その内訳は一般書が643冊と児童書が715冊、合計しますと1,358冊となります。この図書購入費の予算なんですけれども、今後も、現状維持で行っていただけるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長植田弘志) 今後の図書購入費の予算確保ということでございます。担当課としましては、令和2年度300万円ぐらいあるんで、令和4年度も合わせて300万円ぐらい予算確保をさせていただいておりますので、希望としては、これぐらいの金額は要求をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) はい。ありがとうございます。 できるだけ現状維持で、できましたら増額をお願いしたいなと、このように思っております。 続きまして、町立図書館、それから野田川図書館分室加悦谷図書館分室なんですが、この年間の利用者数をちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長植田弘志) ご質問が野田川分室利用者数ということでございます。令和3年度につきましては8,198人ということで、貸出冊数が4万2,563冊を貸し出しております。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) すみません。申し訳ないんですけれども、各図書館の利用者数、内訳ですね、人数ですね、お聞きしたんですけれども。 ○議長(宮崎有平) 植田社会教育課長
    社会教育課長植田弘志) 申し訳ございません。 ほかの館も全部ということでございますね。加悦谷分室のほうが6,813人、冊数にしますと2万6,705冊。それから、本館、岩滝になります、こちらのほうが利用者数が9,555人、貸出冊数が4万6,481冊ということになります。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) はい。ありがとうございます。多くの方が利用されているということがよく分かりました。 それで、各図書館の今現在ですね、何人の方で管理をされておるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長植田弘志) 職員体制でございます。岩滝の本館が正職員1名、嘱託で週5日の方が2名です。それから、これも本館ですけれども、臨時で週1日の職員が1名で、合わせて4名ということで本館のほうは対応しております。 それから、加悦になります。加悦は嘱託で週5日間の職員が1名で、臨時の職員が4名ということで、合わせて5名でございます。 それから、野田川になります。こちらのほうも嘱託で週5日勤務していただいている方が1名で、それ以外の臨時の方が4名ということで、5名という体制で運営をしております。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) 今、教えていただきましたけれども、それで日中なんですけれども、月曜日はお休みだと思うんですけれども、月曜日はお休みではなかったですかね。 日中、土曜、日曜、祭日は2名体制って、ちょっと私、聞いたんだけど、普通の日は1名とお聞きしているんですけど、それ間違いないでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長植田弘志) シフトの関係をお尋ねかと思います。平日につきましては、これ本館ですけれども、2名から3名で対応しております。土日、祝日は3名で対応しております。 それから、加悦と野田川は、こちら、どちらも分室なんですけれども、分室のほうは、平日は1名で対応しております。それから、土日、祝日が2名の対応ということで、職員体制を組んでおります。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) ありがとうございます。 なかなか少人数でお世話になっているわけなんですけれども、ちらっとお聞きしたんですが、多くの方、もう少し人員配置をお願いしたいという話も聞いたことがございますが、その辺のことに関しては、担当課としては、どのように思っておられますか。 ○議長(宮崎有平) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長植田弘志) ご質問のほうが、ご意見といいましょうか、職員体制の強化ということと受け止めております。 なかなか体制が組めれば増やしていきたいというのはやまやまですけれども、いろんな制約がございますので、財政の話とかいろんなところがありますので、今のところ現体制で行かしていただきたいなというふうに思っております。 それと、なかなか臨時職員さん等なので交代されて、やめられて代わっていくんですけれども、なかなか募集させていただいても、臨時職員さんで、特にということですけれども、この図書の臨時職員だけでは食べていくというのはなかなか難しいというふうに思っておりますので、その辺が人材確保の点からも、なかなか難しいというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) ありがとうございます。 コロナ禍の関係で、図書館の分室の利用が増えていると、そのように担当の方からお聞きしたんですけれども、もっと、施設の充実を行っていただきたいと、そういったお話もございました。分室は、ちょっと勉強するところがないとも言われておりますので、そういった担当課として、どのように考えていただいているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長植田弘志) 分室、加悦、野田川のほうに、勉強するところがないという、今おっしゃっていただいたんですけれども、基本的には確保はしてあります。本館よりは数は少ないんで、その点、住民の方から少ないんじゃないかなということでご意見があるのかなというふうに思っております。 それと、特に令和3年度につきましては、コロナの関係がありまして、閉鎖してる、図書館は開けてるんですけれども、コーナーのところは閉鎖させていただいていることもありましたんで、その辺がご不満があったのかなというふうには感じております。なかなか、施設の机を増やすということはできないんですけれども、一定程度、これで辛抱していただけたらなというふうに思っております。この点につきましては。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) ありがとうございます。 では、町長にお伺いしたいんですけれども、図書館は、生活や仕事に関する学習や調査に役立つ場所であると、私は思っております。そのためにも、施設の充実ということが大事だと思うんですけれども、町長にとって、図書館をどのようを捉えておられるのか、考えをお聞かせいただきたいのと。本町の、図書館の現状について、どのように思っておられるか、併せてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま河邉議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じますが、議員ご指摘のように、本町の図書館を通じ住民の皆様方におかれましては、ご自身の楽しみのために、そして生活環境、あるいは仕事の向上などのために日々、図書に親しんでいただいているものと考えてございます。 図書館の利用の状況を、先ほど、植田社会教育課長からご説明申し上げましたが、子どもさんから高齢者に至るまで、幅広い年齢層の方々に親しんでいただいている、そのように認識をしております。そうした中で、この図書館を通じ、住民の皆様方に適切な情報提供であったり、日々の生活の楽しみを提供していくということにつきましては、極めて重要なことであると考えてございます。 そうした中で、先ほど来ご議論がございますように、年間を通じて約300万円程度の図書の購入費というものに予算措置をしているということでございますが、現場の職員の皆様方のご努力によって、京都府立の図書館からの借入れということも行っていただいておりますし、5市2町での図書の共通した利活用なども推進してきたというところであります。 したがいまして、現場の皆様方におかれましては、住民の皆様方の声というものに、しっかりと耳を傾けていただき、その時々で対応のほうをしていただいているものと考えているところでございます。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) ありがとうございます。 町長にお聞きするんですけれども、たまに本館のほうに行かれるということを職員さんにお聞きしております。その中で、いろいろな問題等々があろうかと思うんですけれども、その辺の込み入った、いろんな話なんかは聞かれることってございますでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。 図書館に勤務をしていただいている職員の皆さん方から図書館の利用状況などについてお伺いをするケースもございますし、予算ヒアリングなどを通じ、教育委員会から様々な状況報告を受けるということもございます。 そういった中で、問題点ということではないんですけれども、さらなる創意工夫を行いたいということで、やはり図書の充実ということをおっしゃられる、そういう職員さんがいらっしゃるということは把握をしているという状況でございます。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) そういう職員さんからの要望等お受けされておられますんでありましたら、ぜひとも、期待に沿えるようによろしくいただきたいと思います。 続きまして、次に移ります。次は、総務文教厚生常任委員会の資料の30から31ページにあるんですけれども、自動体外式除細動器AEDについて質問させていただきます。 AEDはポンプ機能として、全身に血液を送る働きをしています。心臓が何らかの原因で心室細動という不整脈を来し、ポンプ機能が失われている状態に対して電気ショックを与え、正常なリズムに戻すために使われる医療機器であります。 本町には、現在、AEDが76台が施設に設置されております。それでお尋ねするんですが、令和3年度の使用状況はどうであったかお聞き願います。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) おはようございます。 ただいま議員からAEDの設置に係る関係で、令和3年度での利用状況ということでございます。私どものほうに届いております利用報告は、令和3年度ゼロ件でございました。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) ありがとうございます。 ゼロ件ということですけど。AEDなんですが、当初は、高額で、この議会なんかでも、その購入するに当たって、大分議会等の中でもめたという話も聞いているわけなんですけれども、今現在、1台当たりの医療機器の価格を、ちょっとお尋ねしたいんですが。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) お答えをいたします。 議員のほうからは、AED本体の価格というふうなことでお尋ねかなと思っております。過去、何度かの更新等がございました関係で、一時は結構な高額、20万円を超えるというふうな価格だった時期もございましたけれども、最近の購入状況でございますと、15万円前後の購入状況ではないかというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) ありがとうございます。 医療機器の中でもAEDは医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律で、高度管理医療機器及び特定保守管理医療機器と定義されております。特定保守管理医療機器は、販売会社が定める対応機関に従って定期的な保守点検管理をしなければならないと定められています。 お尋ねいたします。AEDは、AEDが正常かどうかを示すインジケーターがついております。点検として、このインジケーターの表示を日常的に確認、記録を行っておられるかどうかお尋ねいたします。それと、施設ごとに、点検担当者が決められておられるのかも、併せてお聞きいたします。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) AEDの日々の管理ということで、ご質問でございます。AED本体に、今、設置しております機器につきましては、正常時は緑色のランプがついているということで、その確認を、庁舎の設備ですと、それぞれ担当者のほうが毎朝、確認をいたしております。それを表にチェックをしているというふうな状況でございます。 この施設の中には体育館ですとか、そういった施設もございます、中には、毎日というふうなことではございませんけれども、確認をいただいているものと思っております。また、AEDで不具合が起きました場合には、例えば、バッテリーが不足しているなどの信号が発信をいたしまして、それぞれ購入元といいますか、販売元のほうへ、その信号が届きまして、こちらのほうへ、町のほうへ、どこどこの機器の不具合についての確認チェックの依頼がございまして、その都度、チェックをしているというふうなことでございますので、一定、日々その機器の状況は正常な状況を把握しているというふうなことで、お答えできるかなと思っております。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) ありがとうございます。 じゃあ続きまして、24時間対応についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、各施設、日中は開いている、開いていないとこもございますけれども、即対応ができるんですけれども、閉館後の対応策というのは行政側としては、どのように考えておられるのか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) AEDを設置している施設で、いわゆる閉館時の対応ということでよろしかったでしょうか。 申し訳ございませんけれども、庁舎等でも土日祝は、加悦本庁舎は閉館をいたしておりますので、その中のAEDを利用いただくというふうなことはできないということで、ご理解がいただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) そうしますと、ある自治体では、このAEDを屋外に設置されているところが何か所か、私も新聞等で拝見したんですけれども、こういったことについて、以前にも質問させていただいた答弁は、いたずらされると、そういったことで設置ができないという答弁でした。 そういった、自治体個々に、いろいろと考え方、取り方等があろうかと思うんですけれども、やはり、このAEDなんですけれども、心室細動になってから電気ショックを行うまでの時間が1秒遅れるごとに生存退院のチャンスが7%から10%低下すると、このように言われております。いつ、どんなときに起きる、これは分かりません。ないことがよろしいんですけれども、こういったことはなかなか、それは設定することはできませんので、常に、そういった体制を、行政側としても取る必要があるかなと思うんですけれども、再度、その以前私が、ご質問させていただいた、その屋外、の設置について、再度、行政側の考え方、お聞かせ願えますか。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) 議員のご指摘は大変よく分かります。しかしながら、この設置場所につきましても、町内のグラウンドなどにも設置をいたしております。そこは、倉庫等の中に設置をいたしておりますので、大会等、グラウンド等使用の場合で、倉庫を開けている場合には、確かに使用できますけれども、その使用がなくて、倉庫が閉まっている場合には、グラウンドで何か起きても、確かに対応はできないというふうな状況がございます。 そこの点、自治体によっては屋外に設置をしてあるというふうなところもあるということでございましたけれども、こちら本町では、以前にも議員からもでしょうし、ほかの議員の方からもご指摘をいただいた経過もあろうかと思います。それらのご意見も頂く中で、最終的には町内の施設の管理のできる屋内等に設置をして、対応をさせていただきたいということで、今に至っているということでご理解がいただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) 課長のほうからは、屋内しかできないという答弁なんですけれども、前向いて努力していこうという、そういう考えというのは、もう駄目ですということで、もう決まりなんでしょうか。もうちょっと努力して屋外に設置するということ。 今、特に町内にはコンビニが7軒ございます。そういったとこなんかにも設置していただくとか、そういった対応もあろうかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) 先ほども答弁させていただきましたが、以前にも、このご質問いただいたときに検討させていただく中で、今の状況に至っているということで、ご理解がいただきたいと思いますし、町内のコンビニ等にはAEDが設置してあるんではないんかなと思ったりするんですけども、そこちょっと私も確認できてないので、コンビニでありましたり、ガソリンスタンドでありましたり、そういうところには、ぜひとも設置をいただきたいなというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) 分かりました。ありがとうございます。 以前、民間企業にいたころ、心肺蘇生等、AEDの使用を教わったことがあるんですが、10年以上もたっているわけで、その使用方法というか、忘れておりまして、誰もが、いざというときに対応ができるように、町民の救命、講習の場を設けていただけること、必要かと思うんですけれども、これについてお考えをお聞かせください。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) 議員おっしゃいますとおり、結構年数がたっていますので、私自身も少し、実際に起きたときに対応できるかなというのは少し、久しぶりといいますか、しばらく講習会等も受けておりませんので心配をいたすところはございます。 確かに、AEDを実際に使う段になりますと、やっぱりいろいろな気持ちが発生をしてちゅうちょするところもあるかと思いますので、講習会等は定期的にやっぱり実施するのが望ましいと思っておりますので、また今後、検討していきたいと思っております。 ○議長(宮崎有平) 河邉議員。 ◆9番(河邉新太郎) 終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。 14番、和田議員。 ◆14番(和田裕之) それでは、令和3年度与謝野町歳入歳出決算について、1回目の質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まず、福祉課長に伺います。決算書の125ページ、ここの敬老事業について質問しておきたいと思います。まず、この間の、コロナ禍ということで、当町では令和2年、そして令和3年ですかね、この2か年は、この敬老会の開催自体ができてない状況だというふうに認識をしてます。調べてみますと、本年度、令和4年も敬老会を中止される、こういった市町も多くあるというふうに私自身は認識をしてます。 先週の9月19日が敬老の日ということで、これは昭和22年9月15日に兵庫県の野間谷村、現兵庫県の多可町ですかね、ここで村主催の敬老会を開いたこと、これが最初だというふうに聞いております。この敬老会というのは、やはり長年、社会の発展に貢献された高齢者をねぎらう、敬愛の意を表して、そして、長寿をお祝いするというのが目的で全国的に開催がされてます。 私も、この敬老会について、この間、いろいろ高齢者の方から多岐にわたる多くの意見をお聞きをしておりまして、この機会にちょっと質問させていただきたいなと思った次第です。この事業を見させていただく機会というのは、私どもないんですが、4年ほど前でしたか、家城議長のときに、一度、代理で出席させていただいたことがあって、大規模な事業ということもあり、担当課をはじめ、ほかの課の職員の皆さんの協力があって成り立っているんだなということを実感をして、大変努力、そして、尽力を頂いて企画をしていただけるのだろうと思ってます。 しかし、全国的に、この敬老会の在り方も踏まえて見直しをされている市町も多くあるというふうに聞いておりますし、参加される皆さんにとって、さらによりよい事業となるよう、対象者の、皆さんの意見を聞く機会というのも必要ではないかなというふうに私は考えています。令和3年度の実績を踏まえて、総括を、まず課長にお聞きをいたします。 ○議長(宮崎有平) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) 福祉課にとりましても、敬老会というのは大きな行事ごとでありまして、福祉課だけではなく、他課の職員さんにも協力をいただきながら開催をさせてもらっておりました。ですが、今、先ほど議員さんからありましたように、令和2年、令和3年度につきましては、コロナの感染ということで中止をさせてもらっております。 令和3年度の振り返りということであるんですが、令和元年度に通常の敬老会を開催をさせてもらいました折にも、やはり敬老会の参加率というのが、なかなか低くなっていきているという状況の中で、参加の出欠のはがきの中に、敬老会についてどう思われますかという、はがきの中なんで、大きな質問ができないので、簡単なアンケートをとらせてもらいました。 なかなか、お年寄りさんのちょっと思いに合わなくなってきておったりとか、お年寄りさんも忙しい、それから、なかなか出にくいというようなことのご意見を頂いておりました。 その後、コロナの感染状況の中で、令和2年度については、やはりもうできないということで中止をさせてもらい、令和2年度中止をさせてもらう中で、近隣の大きな市町については、各地域ごとで敬老会をされているという経過がありまして、本町のように集まっていただいてという形ではなく、地区地区でされておりますので、その地区ごとの支援を、これまででしたら地区ごとの敬老会の事業に対して補助をされるというものを、コロナの中で物を配るのでも対応されるということで、近隣の市町で敬老祝いで物を頂いたというご意見を、令和2年度を過ぎる中で頂きました。 令和3年度におきましても、敬老会については中止をさせてもらったんではあるんですが、やはり何か形がということで、予算のほうを、例年の集まっていただく敬老会からちょっと組み直しをさせていただいて、通常でしたら参加者に対するお弁当でありますとか、バス代というのが高額になっておるんですが、それで、おおむね250万円のところを振り替えをさせていただいて、全員の方に敬老の意を示すお手紙を出させてもらったということがあります。 お手紙を出させてもらう経過もありましたんで、郵便料で賄えるものということとか、それから、届けさせてもらうものも大きくなっていくと郵便料も高くなりますので、ちょっと簡易なものになってしまいまして、その中で、また、高齢の方から様々なご意見を頂いて、もう少しいいものが届かないのかなというふうなご意見を頂いておりました。 令和3年度、そういう形でなかなか今、予算規模として持っております中では、喜んでもらえるようなものになったかなということでは、ご意見を頂くような状況になっております。 令和4年度におきましては、コロナの感染リスクを低減する中で、再度集まっての、やはり与謝野町にとっての敬老の日というのは、敬老会の開催というのは高齢者にとって晴れの日だというふうに理解をしておりますので、やはり来ていただく方は、着物を着て着飾って来ていただく方がおられますので、参加の人数はちょっとなかなか多くは見込めないかなというふうには思ってはおるんですが、やはり晴れの場を設定させてもらおうかなというふうに準備を進めておりますし、出欠のほうの、おおむね人数も出てきたかなというところであります。 今回におきましても、今後の開催について、どうですかということで、出欠の手紙の中で意見を頂いているような状況で、その分析については、もう少し時間を頂かんなんかなというふうに思っております。 今回、開催の方向性の中では、中止をする以前のところから、やっぱり集まっての敬老会というのは、なかなか出にくいという意見を多く頂いておりましたり、参加率がやはり高くないという中では、地域で敬老会をしてもらったほうがという意見を頂いておりましたので、並行して区でありますとか、区より小さい単位で敬老会をしていくのはどうでしょうということで、区長さんの集まりの中で、投げかけをさせてもらい出しているところであります。 それにしましても、高齢者の方の今、意見を頂いている部分を集約して、区のほうと相談していきたいなというふうに思っておりまして、ただ、区長さんなりにお話を聞く中では、やはりこれまで地域でやってきてなかった部分について、地域でやっていくのはなかなか大変だという課題もたくさん頂いておりますので、今後の在り方についても、まだまだ相談させてもらうことが必要かなというふうに思っております。 令和3年度におきましては、ちょっと予算の中でやれるような形でさせてもらったということの中では、いろいろとご意見も頂いているというのが今の状況かなというふうに思ってます。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 参加者に関しては、75歳の方が大体、約4,900人ぐらいと認識してますんで、例年700人前後ということは、参加率としては14%程度なのかなというふうには思ってます。 先日、私のおやじにも、この案内が初めて来たようであって、時間がちょっとあるときに、私も中身がちょっと確認できてないんで、見させていただこうかなということで、今年度の開催状況については、ちょっと後ほどまたお聞きをしたいと思います。 いわゆるこの間の状況というのは、お知らせを頂きました。次になんですけども、いわゆる米寿ですね、いわゆる88歳、また白寿、これは99歳ということですかね、こういった節目の高齢者の方への祝い品などですね、この方々には、どのようなものを贈られているのか、その点の確認をしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) 米寿の方には、これぐらいの大きさですかね、シルクでつくったポーチをお届けさせてもらっております。100歳、白寿、100歳になられた方と、100歳以上の方には生花、花束を町長のほうからお渡しするということを、例年させていただいております。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) こういった祝い品に関しても、課長がおっしゃるとおり、やはりどうやったら喜んでいただけるのか、ふさわしいのかというのは、全国の自治体でもいろいろと、やはり悩んでおられるのが現状ではないかなというふうに思ってます。こういった品についても、いろいろと私もご意見を頂いているところであります。 この点についてはですね、やはり人それぞれ好みがあれば、欲しいものも違うといった点から、そういった意味でも、やはり全国的には地域の共通商品券、あるいは現金など、こういったものを送られている市町も多くあるようであります。 やはり形は残らないということでありますけれども、実際に必要なもの、そして、必要とする商品の購入に使っていただけるという観点からも、実用的ではないかなというふうに思うんですが、この点の見解をお願いしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) すみません。先ほど100歳の方、白寿の100歳の方には花束と言いましたけど、すみません、思い違いをしておりまして、白寿の方にはランプみたいなものを届けさせてもらっております。100歳を超えられる方は花束というふうになっております。 今回、議員のご質問の商品券でありますとかというものはどうかというご意見を頂いたところです。確かに、そういうご意見もあるなというふうには思っております。ですが、ここのところ、米寿の方には記念のものであったり、白寿の方についてもそうなんですが、いろいろとご意見はあろうかなというふうに思いますし、中身についても毎回、担当のほうには検討が必要だなということは言うてますが、先ほどもちょっと言わせてもらいました、敬老会というのは、やはり晴れの日というふうに捉えておりまして、やはり商品券というのは味気ないかなと、考えようによってはという思いを持っております。やはり喜んでいただけるかどうかというところでは、工夫が必要ではあろうなというふうに思うんですが、やはり思いとしましては、気持ちを込めてちょっと準備をさせてもらったものということを大切にしたいなというふうに思って、担当には、そういうふうに意見をし、準備をさせてもらってます。 やはり欲しいものを自分の希望でというふうに、今どきはそうなのかなという思いもあるんではありますが、担当課の思い、町長と相談する中でも、やはり思いを伝えるということを大切にさせてもらうということでの考え方で準備をさせてもらっているというとこで、ご理解をいただきたいなというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) この点、最後でありますけれども、本年度の実施の具体的な内容について、簡単でいいんでお示しいただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) 今年度の敬老会につきましては、10月18日、19日の二日間で午前、午後、時間を、これまででしたら一日使っておりましたのを、1時間半ぐらいに短縮して参加人数も制限させてもらう形で案内をさせてもらいました。出欠の返事が頂ける中で、やはり参加者の人数というのがちょっと少ないなというふうに思っております。 やはりコロナでということで心配だという気持ちは当然あるなというふうに思っておりまして、参加人数、今のところで、例年でしたら700人ぐらい参加いただくのを、3日間で分けさせてもらってるのを全部で100人ぐらいの参加になりそうだなというふうに思っております。 先ほど二日間で4回に分けるという形をお伝えしたんですが、やはり100人ぐらいになると、4回に分けるというのはちょっと寂しい雰囲気にもなるかなと、敬老会の、やはり皆さんが顔を合わせてもらってという中では、ちょっと今からほかの日で参加の意向を聞いているんですが、一枠、一日でお世話になれないかなということで、お願いをしていきたいなというふうに思っております。もう一つ、コロナの中でありますので、食事はちょっと提供しないということで考えております。 そこが今回、参加者が少ない理由の一番かもしれないなと、やはりお弁当を食べながらわいわい楽しく過ごしてもらうというのが本来の敬老会の在り方であろうかなというふうに思ってますし、そこで喜んでもらってると思ってますので、そこがないというところが今回、寂しい思いをしてもらうような場にならないように、演芸のほうで喜んでもらえるような形の敬老会を準備させてもらうように考えております。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 課長が言われるように、参加する楽しみというのは、やはり皆さんとお話をしたり、おいしい食事をしたり、歌を歌ったり、余興を鑑賞したり、こういったことがあるから皆さん楽しいひとときを過ごすことができるんではないかなというふうに思っております。 大変残念ですけれども、こういったコロナ禍で規制がされてしまいます。できる限り皆さんに楽しんでいただけるよう、尽力していただけるようにお願いしたいと思います。 また、今後の在り方については、今後また議論をして、よりよい事業となるようにお願いをしたいと思います。ちょっと時間がないので次、行きます。 総務課長に質問します。決算書の75ページからの役場等管理事業について質問をいたします。その中で、本庁舎及び加悦庁舎においては、令和3年度から夜間の警備を人的警備、いわゆる常駐警備から機械警備、これに変更されたということで、警備委託料が大幅な削減ということでございます。経費削減につながったということは、大変よいことであり、私も評価しておりますし、また、監査委員さんの令和3年度の審査意見書の総括意見でも、この件に関して、削減という点について評価がされたというふうに認識しています。 そこで、野田川庁舎においては、現状どおり夜間警備員による常駐警備ということで実施がされていますが、いわゆる本庁舎及び加悦庁舎においては、当然、機械警備化ということがありますので、夜間は無人ということになっています。 その間、例えば各庁舎にかかった電話というのは、野田川庁舎の宿直室に転送ということになっています。いわゆるこういった機械警備体制となって1年が経過をしたわけでございますが、以前、家城議員から質問の中で、この警備会社の電話の対応が悪いというような住民のクレームがあるとかいうようなことが指摘をされておりましたけれども、やはり夜間電話があった場合、こういった要件についてはしっかりと対応をしていただいて、また非常時、あるいは急を要する案件については、担当課の責任者へ連絡するなど、きっちりとしたマニュアルを作っていただいて、しっかりとした対応がしていただきたいというふうに思っておりますけれども、こういった対応、しっかり今できているのか、この庁舎管理事業についての総括をまずお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) お答えをいたします。先ほど議員がおっしゃっていただきましたように、令和3年度から本庁舎、そして、加悦庁舎の夜間警備につきましては、機械化を行いまして、野田川庁舎のみ有人の警備体制ということで、議員もおっしゃっていただきました本庁舎、加悦庁舎にかかりました電話は、野田川庁舎で取ることができるというような対応でございます。 そういった中で、以前、家城議員のほうからもご指摘を頂きました警備員の対応についての件でございます。これにつきましては、その後、対応について緊急の場合等で、例えば熊の出没などという場合については、それぞれの所管課に連絡を取るような対応でマニュアルのほうを作成をいたしております。また、電話等で後日、連絡をとってほしいというようなケースにつきましては、連絡票的なものを作成をいたしまして、それぞれ野田川庁舎の住民環境課から、それぞれの課に転送いただくというふうな対応でできているというふうに思っておりますけれども、それが100%ではないというふうに思っておりますし、ご指摘を頂く中で、さらに改善をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) そもそも常駐警備員が1舎ですね、いわゆる野田川庁舎にしかいなくなったために、こういったクレームが発生しているわけではないということです。 かつてのように、3庁舎の各庁舎に警備員が配置されていても、3人それぞれがしっかりとした対応、基本的な電話応対の教育、また指導がされてなければ結果は同じではないかなというふうに思います。 やはり電話応対については、野田川庁舎警備業務内容仕様書にも書かれているとおり、やはり重要な項目ではないかなと思います。警備会社は、やはり安全・安心を守ることが第一の使命、任務ですけれども、こういった電話応対ですね、これも非常に大切な任務に位置づけをされてます。やはり企業においては、こういった電話応対というのは会社の顔であるわけです。やはり役場であっても、この会社の顔ということで、やはりこういった警備会社には国家資格を持った指導責任者が必ずおられますので、その方からしっかり、こういった点について指導していただくようにお願いをしたいと思います。 次に、各庁舎の不審者対応について質問をいたします。今の時代、いつどこに凶器を持った不審者が侵入してもおかしくないというふうに私は思います。 例えば、道路を歩いていても刺されるなど、全国的に、そういった殺傷事件、あるいは平成7年度7月の伏見区の放火殺傷事件、あるいは令和3年12月の北新地ビル放火殺人事件など、こういった信じられない大変痛ましい事件が発生しておるのも現実ではないかなというふうに思います。 この庁舎対応について、当町においては、こういった有事の際に、誰が警察に通報して、不審者を抑圧するのか。または、避難誘導等をされるのか。また、負傷者が出た場合の対応などですね、不審者の対応マニュアル、こういったものは作られているのか、その点について確認します。 ○議長(宮崎有平) 長島総務課長。 ◎総務課長長島栄作) ただいま議員のほうから庁舎における不審者対応ということでございました。合併をいたしましてから、少しそういったマニュアル等を確認をさせていただきましたが、不審者対応のマニュアルというふうなことはございません。 こちらについては、旧町時代からも対応ができていなかったという点ではないかというふうに思っておりまして、私も、この点については、再度きっちりとした対応をしていかなければならないなということで実感をいたしているところでございます。 合併後、平成19年8月には適正な行政執行の確保に向けてというふうな形で、コンプライアンスの対応マニュアル的なものはございました。こちら不当要求等の対応ということでございますけれども、有事の際の対応というふうにはなってございませんので、これについてはきっちり計画的な対応等について、こちらのほうで対応していく準備を進めたいというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) ぜひ、不審者対応マニュアル、これを作っていただきたいというふうにお願いします。やはり役場庁舎は絶対に大丈夫だというふうな保障は絶対にないと、これだけは申しておきたいと思います。 やはり全国的に市役所、どことはちょっと言えませんけれども、最終的に殺傷事件までに至っている事案というのも少なくない。これはですね、一方的な恨みなどで、そういったケースまで至るというケースがあるように私自身は思ってます。 やはり平成13年6月の附属池田小学校の無差別殺傷事件以降、学校等においては、こういった防犯対策というのは徹底されてきたと。90数%まで対応されているというふうに思ってます。やはりプロでも、しっかりとした訓練も併せてしておかないと、幾らマニュアルがあったとしても、対応できないというのが実際だと思います。やはり、そういった意味も含めて、やはり不審者対応マニュアルというものも当然必要ですけれども、さすまた等の護身用具も、ぜひ配置すべきであると考えますが、この点については、町長に見解を伺います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。先ほど来、議員からご指摘がございますように、役場庁舎を適正に管理をしていくということは、役場で執務をする職員、あるいはお越しいただく住民の皆様方、さらには情報管理という観点から、適切に対応しなければならないことであるというふうに認識をしております。 そうした中でありましても、より一層の安全対策ということが必要なのではないかということを認識をしているという状況でございますが、まだまだ、この部分につきましては、対応しかねている部分もございますので、今後、調査研究を進めていきたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 対応しかねるというよりは、やれることはしっかりとやっていただかないと、こういう危機が現実として迫ってるということは事実だと思います。まず、犯罪をさせないという意味では、犯罪機会論というふうに一般的には言われておりますけれども、池田小学校の事件でも、門が閉まっていたら犯罪を起こさなかったというような裁判での供述もされています。 すなわち来訪者が来られたら積極的に挨拶、声をかけることで、住民さんも当然、気持ちよく来訪していただけるというふうに思いますし、また、犯罪をしにくい状況にもつながってくるというふうに言われています。 不審者をいち早く確認をして、即座に、来た方が不審者なのか、そうではないのかということを見極めることにもつながりますので、こういった点も、ちょっと頭に入れていただけたらなと思います。警備会社のA社のアンケート、ALSOKですね、不審者と、例えば遭遇した場合に、どうするかというアンケートを実施をしました。その回答は、その場から逃げる、これが64.3%、大声を出して助けを呼ぶ、これが7.1%、手荷物を投げる、これが7.2%、そして勇敢に立ち向かう、これが7.1%、その他が14.3%ということで、昔から君子は危うきに近寄らずと言いますけれども、やはり自分の身を守るための基本というのは不審者に遭遇しない、これがアンケート結果でもあるように、逃げる、助けを呼ぶ、こういった判断は適切であることは、これは間違いないということです。 しかしながら、庁舎内で有事が発生した場合は、職員だけでなく来訪されている住民の命、これを守るためには、逃げるわけにはいかないということです。当然、警察官が臨場するまで、不審者を制圧する、この必要が必ずあります。ですので、やはり今後は、庁舎の不審者対策を十分に検討していただいて、そして、訓練も併せてしていただきたいと、このことをお願いしたいというふうに思いますが、最後に町長、お願いします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じますが、議員ご案内のとおりでございますが、与謝野町役場におきましても、一定程度の不審者対策などに取り組んできたということでございますが、議員ご指摘のように、さらなる警戒、あるいは不審者対応については、進めていかなければならないのではないかと思ってございます。 これは、先般、安倍元総理が銃撃をされるということがございました。そうした一報を受け、全国の自治体、特に首長におきましては、例えば、役所内での警戒・警護体制というものがどうであるのかということにつきましても、一定程度調査研究をしている自治体もありますし、そうした情報交換をさせていただいているということであります。 そうした中で感じますのは、やはり役所内での警戒、あるいは警護といった観点での取組というのは、まだまだ薄い状態であるということを私自身も認識をしてございます。 いかなる有事にも対応していくという観点から申し上げますと、やはり役所内での様々な事象に対し、我々がしっかりと備えて対応するということは、非常に重要なことではないかと考えてございますので、今後、我々といたしましても、現行の中ででき得るもの、あるいは、さらなる調査研究を進めなければならないもの、多々ございますので、私どもとしても、その点について調査研究を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 和田議員。 ◆14番(和田裕之) 私も民間のA社という会社で長く勤めたということです。私は、もともと技術職で採用されたんですけれども、技術のほうあんまりせずに、現場でずっとやってきたほうが多かったということですけども、やはり私も町長おっしゃるように、民間のSPみたいなことも若干やってまして、政治家であったり、あるいは歌手であったりという方の警護もしたんですけど、やはり訓練していかないとなかなかできないというふうに思います。 やはり最も大事なのは皆さんが危機意識というのを、やはり一人一人が持っていただくということが重要ではないかなというふうに思いますので、ちょっと時間がありませんので1回目は終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮崎有平) ここで、11時まで休憩とします。     (休憩 午前10時41分)     (再開 午前11時00分) ○議長(宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 ほかに質疑はありませんか。 2番、藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 失礼します。それでは、令和3年度の決算について、環境整備という一般質問で行いました、それに関連して各担当課にお聞きしたいと思います。 最初に決算書の169ページ、勤労者総合福祉センター管理運営事業、わーくぱるについてお聞きしたいと思います。 それまでに、ちょっとお聞きしたいんですけど、会計年度任用職員が2名採用されているわけなんですけども、この施設で管理されてるどこまでの範囲が職員の権限といいますか、裁量といいますか、どこら辺までのことができるのか、総務課長ですか、お聞きしたいと思いますけど。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。ここで任用しております職員のほう、2人任用して、ここの管理等していただいておりますが、権限と言いますより、ここでしていただいております業務については、当然、管理業務です。管内の管理ですね、修繕等とかの依頼でありますとか、そういうこと。 それから受付業務、それから簡単な、切れます伝票等の処理、こういうことを会計年度任用職員のほうに、業務のほうをお願いしておるということでございます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) なぜこれを聞きましたかといいますと、例えば、ホールの電球が壊れた、それを修理する、業者に頼まないといけないということはお金が発生します。 あるいは、これから後で言いますけども、敷地内の草取り等のそういう場合に、それもお金がかかります。そういうのは、その職員ではできなくて、判断が。担当課に言って了解を持ってしなければならない、お金がかかることに関してはですね、そこまでしないと職員では判断ができないというように理解したらいいですか。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。ここの日々の管理業務につきましては、商工振興課のほうにも当然、ここの施設の担当のほうがおります。電球等の取替えとか、そういった日々で、この職員の、任用職員のほうができることについては、そのときの判断ということで、任用職員のほうがされることがありますが、お金がかかるものについては、当然、任用職員と商工振興課職員のほうで相談をしながら、また報告しながら、こういった業務のほうをしていただいておるということでございます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) よく分かりました。ちょっと私の勘違いかも分かりませんけど、施設内に、決算書の中に自家用電気工作物保安業務委託料18万4,800円とあるんですけど、この内容をお聞かせいただけませんでしょうか。
    ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。この委託につきましては、当然、外部のほうに、この資格を持った方に対して委託をしておるものでございまして、電気の資格を持った方に委託をして、保管業務をしていただいておるということでございます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ちょっと間接的なんですけど、これはソーラーパネルが、あそこに設置されてますね、あれはたしか私の記憶では6、7年ほど前かね、住民環境課のほうで何か補助金をつけて設置されたと記憶しておるんですけども、現在は、商工振興課のほうで管理をされてるわけですね。 そして、その電力は一部施設内の電力に供給されていると思うんですけど、それの工作物という意味ではないんですか。その中身がちょっと知りたかったんですけど。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。議員おっしゃいますように、ここにはソーラーの施設がありまして、それで、例えば施設内の街灯でありますとか、そういうものに電力を供給しとるということはございますが、ここで言います委託につきましては、この業務には関係ございません。 一般的な電気保安業務ですので、漏電とか、そういう電気設備が適切に作動しておるか、そういったことについて管理をしておるといったものでございます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) はい。よく分かりました。私のほうの、ちょっと解釈違いだったと思います。 なぜ、こんなことを聞いたと言いますと、商工振興課の職員、担当課がいられるとお聞きしましたけれども、よく行かれるのかどうか、その施設にですね、そこら辺は、何かあったときしか行かれないのか、そこら辺の状況をちょっとお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。担当職員のほう、1名のほうが主担当としております。この職員につきましては、当然、相談等、また管理等、必要にときに行っておりますし、私が把握する中では、やはり外に別の用で出たときでも中に寄っておられます会計年度任用職員さんとの意見交換でありますとか、情報交換ということも実際しておるというところでございます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 回りくどく言いましたけども、実は、町民の方、2名の方から、私に議会でとりあえず言ってくれということをお聞きしましたので、確認がてら、私もそのわーくぱるへ行ってきました。なぜかというと、最初に言いました環境美化ということで質問をしているわけなんですけども、玄関を入りまして、入ってみましたら一番正面の大きな窓ガラスのところにロビーがあります。 あの向こう側に、一面のガラスの向こうには田園と大江山の風景等がきれいに見えるいい場所なんですけども、そのソーラーパネルの周り、それから今言った、その窓ガラスの向こう側ですね、南側が草がぼうぼうで、それから立木といいますか、雑木がすごく大きくなって、ぐぐっと伸びているのが何本かあります。それも多分切らないともう何ぼでも伸びていくと思います。鎌か何かで切れる時期があったと思いますけど、今はノコか何かで切らないと、到底、雑木で伸びてますんで、無理だと思います。相当、草が生えております。 ソーラーパネルの中、その周りも相当、1メートルぐらいの草が生えておるところもありますし、だから、その日常の管理、あるいは担当課が行かれたときに、そこら辺を見て回られるのか、気がつかないのかどうか分かりませんので、町民から、二人の方から言われましたんで、何とかそこをきれいに、していただきたいなという思いで今、質問をしているわけですけど、そのあたりの確認といいますか、本当にそうなっているのかどうか、確認はされておるのか、いやされてないのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。実際、私もワクチンの集団接種等で、あの施設で業務をさせていただいとるという中で、一番大きい正面のガラス越しに見えるところ、あそこには電気の設備であるとか、そういうものがあるというふうに認識しております。その周りについて、確かに草が伸びておるということは、把握のほうはしております。 この施設の草刈り等につきましては、会計年度任用職員さんのほうにお願いする場合もありますし、ほかの商工振興課が所管しております施設、これの草刈りのついでといいますか、そういったときに外部委託でお願いすることもございますし、また、気がついたときには、担当の職員が、ここを草刈りをするということもございます。 今おっしゃられましたことについて、再度確認をしまして、お見苦しいことがないように、今後は気をつけて管理のほうをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 歳出の内訳を見ても、その維持管理といいますか、環境整備等の項目での決算が全然載ってません。また、令和4年度の予算書を見ても、それらしき該当する予算は立っておりません。だから、これは特別に掃除というのか、草刈りをするときは予算をつけてされるのか、してから補正か何かで予算をつけられるのかどうか分かりませんけども、実際、決算書でも、令和4年度の予算書でも、そこら辺の項目のあれがありませんので、ぜひ予算をつけていただいて、幾らかかるか、ちょっと私分かりませんけども、今後、やはり一番お客さんが利用して、正面に入られたときに一番よく目立つ場所です。裏側で見にくいと言ったら、それまでですけども、できるだけ、そこをきれいにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、同じような質問で、建設課のほうにお聞きしたいと思います。ページ数でいきますと215ページの道路維持管理事業、草刈り作業委託料358万8,656円のが載っております。それからもう一つ下のほう、次のページ、219ページに、同じように河川維持管理事業ということで、河川維持委託料が831万1,210円で決算になっております。 それで、まず、最初に道路の維持のほうでお聞きしたいと思うんですけど、これは府とか町道とか、いろいろとあると思うんですけども、この決算の中には、歳入のほうで府の委託金等が具体的には入ってないんですけども、それがどれぐらい、この建設の道路維持に入っているのか、府からの補助金、あるいは交付金、どういう項目か分かりませんけども、どれぐらい入ってて、そして町道、あるいは府道の法面といいますか、関係の草刈りが、どれぐらいできているのか、パーセンテージでも結構ですし、延べ距離で、これぐらいできているというあれでもいいですけど、どうなっているか、できたら分かる範囲での内容をお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 先ほどの道路の草刈りのことについて、お答えいたします。道路の草刈り作業委託料353万8,656円の中につきましては、京都府からの補助金は全て含まれておりません。全て町道に関するものです。 この町道の草刈りにつきましては、町管理道路、全部で201キロほどあるんですけども、この中で業者やシルバー人材センターに委託しておりますのが5.22キロ、区及び農事組合にお願いしておりますのが6.7キロ、合計11.93キロの除草を実施しております。町道の総延長に対しましては6%の実施率となっております。 ただ、その中には市街地などで草が生えなく不要の場所もありますので、それも含めての割合となっております。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 延べ201キロメートルほどある中の6%、もう大変少ない場所というか、草刈りの実施の距離だと思います。 それはそれとして、この府の関係ですね、予算が入ってないとお聞きしたんですけど、府道関係は与謝野町は経由せずに、京都府のほうが直接、業者等に委託してされているのか、あるいは町に委託されて、町がされているのか、その確認だけしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 先ほどのご質問にお答えいたします。国府道の除草につきましては、京都府から直接、業者発注になっております。それとは別に府道の道路の管理ということで、さわやかボランティアロードという事業がありまして、これは地域の方が府道、国道の維持管理をお世話になっておるんですけども、それを直接京都府と契約されまして、全部で6団体あるんですけども、その方につきましては、京都府と直接話して、町道の草刈りや美化活動をお世話になっております。これは直接行っております。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ありがとうございます。 次に、河川維持管理事業のほうの中に、同じようにお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 河川維持管理事業の草刈りにつきまして、お答えいたします。 河川維持管理費の委託料、総額831万1,210円なんですけども、このうち、京都府の管理河川分が19件で791万4,280円、これは歳入のほうで見込まれております。町単独の河川につきましては7件で396万930円を各地区、農会などにお世話になっております。 それと併せまして、それとは別に、これも地域と京都府が直接契約されて、たんご地域に愛される川づくり事業としまして、河川の水辺公園などの草刈り、もしくは清掃なんかをお世話になっておる地区が4河川、4地区ございます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 河川のほうは、毎年いろんな業者なり、あるいは団体を受け持ったりして、きれいにされているんですけど、一つ気になるのは、一番質問で言いましたけども、水路ですね、それはどこが管轄、これも建設課の管轄なのか、例えば農水路となっとると農業のほうの管轄なのか、管理は建設課がするのか、そこら辺のことは何か区分けやなしに全て建設課の担当になっているのか、溝こじゃなしに、ある程度の水路ですね、例えを言いますと、元気館の向こう側の水路とか、それからにしがきのとこの水路ですね、それから加悦駅舎の裏側の水路ですね、幅が約1メートルほどの幅ですかね、そこら辺の結構流れとる水路があるんですけど、そこはどこが管轄になるのか、建設課だと思うんですけど、確認をお願いします。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 河川の管理について、お答えいたします。河川につきましては、河川法などが、法が準用する法定内河川と里道水路なんかの法定外水路がございます。どちらにつきましても、基本は町管理になるんですけども、実際の管理につきましては、民家があるところは建設課が行いますし、農道の農地の中につきましては、農林課のほうで実施しております。 建設課が管理しますのが準用河川と指定された水路、プラス道路口の側溝というところで、建設課が一度整備しておるようなところにつきましては、建設課で行っております。 ただ、日常管理につきましては、地域の方が泥上げとかやっていただいているように、通常の日常管理は、地元のほうにお世話になっておるのが現状でございます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 一応、建設課の担当というようなことで、なっておる、原則としてなっておると思います。 ただ、その水路、あとでまた昼帰られるときとか見ていただいたらいいんですけど、いろんなとこがあるんですけど、にしがきのとこの水路も、もう底面から相当の草が生え、草というよりも木ですね、もう草木というんですかね。相当1メートル以上伸びて、だっーと満遍なく水路の中に生えております。 あれが、例えば、その地元の区のほうである程度、日常で管理しないといけないものなのか、それとも町のほうでどこかでしていただけるものなのか、そこら辺の確認、そこだけじゃなしに、ほかも先ほど言ったように、いろいろとほかのとこもあるんですけど、相当底から草木が生えているのが現状であります。 だから、そのあたりの管理をどう今後していけばいいか、ちょっと気になりますんで、担当課にお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 先ほどのご質問にお答えいたします。農業用水路として利用されている水路につきましては、やはり農家の方にお世話していただきたいと思いますが、その他の分につきましては、地元でお世話になれない分につきましては、建設課でやる場合もございます。一度現場を確認させていただいて、また、判断させていただきます。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) 今、環境美化ということで、例えば、今日は、商工振興課と建設課にお聞きしました。これは各課、あるいは教育委員会のほうでも結構、学校その他いろいろなとこでもあります。見て回りますと、みなきれいに年に1回だと思いますけど、きれいにされておりますし、植樹もきれいに手入れがされたりで、なってます。休耕みたいなところには、残念ながら、そういうお金が回って草刈り等はできておりません。 令和4年度の予算を見て、決算書の、その草刈り等の委託料と比較してみますと、そんなにお金が極端に増額されていることもありませんし、極端な言い方が、若干減っているのかなというような気もします。総括的に見てですね、だからもう少し、そこら辺にお金をある程度、計画的に建設課の道路に関しても、河川に関してもそうですけども、町のほうで、もう少し予算を増額していいただくような前向きな取組をしていっていただきたいというのが私の希望です。 最後に町長にお聞きします。一般質問でも言いましたように、これからは自治区、あるいは諸団体との協働のまちづくりですね。あるいは重層的、野村議員が言っていました重層的連携とか、あるいは永島議員が言われました、地域連絡協議会での協力というようなことで、今後、やはり自分の自治区のとこの身の回りの河川にしても、道路にしても、なかなか行政でできない箇所ですね、それが我々ができるように、行政のほうも、そういう取組、仕組みを、区の連絡協議会等に発信していただきまして、何とか自分の住んでいる町の周りがきれいになるように、行政のほうの仕組みを考えていただきたいと思いますけど、町長のほうは、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。議員からのご提案につきましては、町内の清掃美化活動などについて、各区諸団体と連携をしながら、より一層の推進をと、今、趣旨であったと思ってございます。 この点につきましては、従来から様々な取組を行ってきたというところでございますが、この取組を拡充しようと思いますと、やはり予算的な措置をどのようにやっていくのかということが極めて重要であるということでございます。この点につきましては、今後の検討課題とさせていただきたいと存じます。 一方で、議員からは、この清掃活動のみならず、自治区関係団体との協働のもとで、より一層のまちづくりを推進していくべきなんではないかといったご質問があったと思います。 この点につきましては、現在、私たちのほうから、例えば自治区などに対し働きかけを行っている政策領域というものがございますが、この政策を推進していくために、どのような連携の仕組みをつくるほうがいいのかということも含めて、現在、庁舎内でも議論を進めていると、今、そういう状況でもございます。 ご質問、ご提言というものを踏まえて、より一層の連携、協働の仕組みが進化できるように、私たちとしても尽力をしてまいりたいと考えています。 ○議長(宮崎有平) 藤田議員。 ◆2番(藤田史郎) ありがとうございます。 やはり与謝野町は、野田川が中央に流れて、田園風景がきれいで、周りに山に囲まれた大変美しい町だと思いますし、来館、駅舎に見えるお客さんも大変きれいないいとこだなというお褒めの言葉も頂いております。やはり、できるだけ美しい町が売りになるように、一層、今後とも美化活動に活躍できるように、そこら辺の支援、あるいは行政も一生懸命前向きな取組をしていただき、また必要な場合には、予算をつけていただいて、できるように今後も取組をしていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。 12番、安達議員。 ◆12番(安達種雄) それでは、まず企画財政課長にお伺いします。 今回の決算資料を見せてもらっておりまして、7ページで経常収支比率の部分で、普通交付税で令和3年度だけ創設されました臨時経済対策費の増などで経常的経費が昨年度より増となったものの過疎地域持続的発展特別事業債をソフト事業に充当したことにより、経常経費に充てた一般財源額は昨年に比べ1,500万円の減となった。まず、この点について、ご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 今、議員のほうからは、決算参考資料の7ページに記載をさせていただいております普通会計の財政構造という指標の一つの中の経常収支比率の中身についてご質問でございます。 大きく、一番下の表にありますように、令和2年度97.2でありました数値が令和3年度決済におきましては92.5と、大幅に改善をされております。提案説明の中でも恐らく申しておったと思うんですけれども、経常収支比率は100%に近づくほど、財政が硬直化していくと、下がれば下がるほど、柔軟な財政構造になっていくという一つの指標でございます。 今、議員のほうからは、いわゆる分母が、ここにお示ししておりますように、令和2年度と比較しまして、普通交付税の臨時経済対策費が特別に設けられたということで、大幅な増になっておると。 一方で、分子のほうですね、経常的経費に充当した一般財源、これにつきまして、本来ですと、令和2年度までですと過疎対策のソフト分というものがございませんでしたが、野村議員のご質問でも答弁させていただきましたように、令和3年度から、うれしい話なのか、悲しい話なのか分かりませんが、過疎対策地域に指定をされたということで、ハード分に加えまして、ソフト枠というものの一定の発行が可能になったと、これらについて経常的な事業に対して、財源充当をしておりますので、数字から申し上げますと、令和2年度と比較しまして、分母につきましては3億7,700万円程度の増と、一方で分子が1,500万円程度の減と、分母が伸びて、分子が減っておると、イコール経常収支比率は大きく改善したというようなことになっております。 ○議長(宮崎有平) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) そうしますと、提案理由の説明か、資料の中でもあったと思いますが、臨時経済対策費等の増、これが令和3年度だけ創設されたという、したがって今年度、令和4年度は、もうこの制度がないという判断ですか。 ○議長(宮崎有平) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) そこの7ページにも記載をさせていただいておりますように、この現下の物価高騰も含めなんですけども、経済が本当に、コロナも含めて大変な状況下にあるということで、国のほうでは令和3年度に限っての特例措置が設けられたということでございますので、令和4年度の予算を御覧いただいたら分かりますように、昨年度の決算とは比較をしますと大幅な減にさせていただいております。 議員が申されましたように、令和3年度の特別な措置であったため、令和4年度には、そういったものを見越しておらないというふうにご理解いただければと思っております。 ○議長(宮崎有平) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) そうしますと、結果的に、今、課長からありました4.7%の減だったのが、令和4年度になりますと、また、97%台に戻るんではなかろうかという受け止めでいいのか、その単年度だけの制度であるので。また、窮屈な財政になるのか、それについて、ちょっとご認識をお願いします。 ○議長(宮崎有平) 小池企画財政課長。 ◎企画財政課長(小池大介) 議員がご懸念されておりますように、先ほど申し上げました令和3年度の特例的な措置で分母が伸びておると、したがいまして、先ほど申し上げましたように、令和4年度については、この分母が、また小さくなってくるということは必然的にちょっと試算はしておりませんし、今、どのぐらいの数値を見込んでおるというものはございませんけども、やはり95%になるのか、97%まで上がるのか、ちょっと試算はしておりませんけども、そちらの方向に、要は今まで改善されたのが、また、悪化してくるということは否めないというふうに考えております。 ○議長(宮崎有平) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) よく分かりました。できるだけ、また95%程度でとどまったらありがたいなと思っております。 全く話変わります。今度、農林関係になりますが、同じ資料で71ページ、石川の農業構造改善センター、いわゆる30年余り前に国の新農耕の制度を利活用して建てられた建物でありますが、現在では、それに石川区が公民館を増設されて、現在では石川区の公民館として、利用されております。 ただ、今も年間、管理費として55万円ほど支払っておられますが、これについて石川区との話の中である程度、今ではもう、機能としては、私は農業をやっておりませんので分かりませんが、農業構造改善センターとしての機能が、あの施設の中で組み込まれておりますのか、それともいやいやもう他の公民館と同じ、施設は大きいですが、同じ役目ですよという判断なのか、それについて、もし他の公民館と同じ使命であるんなら、また、この指定管理料の見直しもある時期、石川区さんのほうにお声掛けをされるべきではなかろうかというように思いますが、それについて、担当課としては、どのようなご認識でしょうか。 ○議長(宮崎有平) 矢野農林課長。 ◎農林課長(矢野彰男) 安達議員のご質問にお答えします。ご質問が石川農構センターの現在、指定管理施設として運営しておる中で公民館的な利用もされているので、その公民館としての利用を検討しているかということだと思います。確かに公民館的な利用もされておることがありますので、そういった点は了解しておりますし、地域のほうも、そこは知っておられます。ただ、石川の農構センターにつきましては、地域のほうで収益的事業、例えばうどんを作られたりとか、ああいうこともされておられます。 そこを公民館にしてしまうと、そういうとこができなくなってくるというところもございますので、そういったことも含め、話はしておるんですけど、今のところは指定管理施設としてさせていただいておるという現状でございます。 ○議長(宮崎有平) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) 今、課長のお話聞きますと、いわゆる利益追求の営業の事業も使えるんだと、だからできたら、農業構造改善センターで置いておきたいんだということであります。 私が別に施設の名前がどうであろうと、幅広い活用をされたら、それは理解するつもりですが、ただ、町の持ち出し分が、ある時期、やっぱりもう30年ぐらいたっとりますね。多分、それに近い年数だと思います。ですので、また、石川区さんと話されるときには、そのことも織り交ぜて、いわゆるできるだけ先ほど言いましたように町のほうも財政が大変でありますので、また、管理委託料のほうも見直していただけるような方向の話をしていただけたらと思っておりますが、その辺については、します、しませんということは言いにくかろうで、相手のある話だし。ちょっと課長のご認識を伺っておきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 矢野農林課長。 ◎農林課長(矢野彰男) 安達議員のご質問にお答えします。まず、経費削減ということもございます。それで言いましたら、これにつきましては、以前は機械警備委託料なんかも指定管理料の中に含んでおったんですけども、他種の公民館的に使われている施設につきましては、公民館経費の中で見ていただいていることがありまして、昨年度より、そこについては、町のほうとしても経費削減ということで、地元に見ていただくようなお話をさせていただいております。 また、指定管理施設ということで運営しておりますけども、これは完全に公民館ということにしてしまいますと、例えば公民館としての経費を、また町としても当然、出していく部分ございますので、その辺は財政厳しい中、よりよい運営の仕方といいますか、適正な執行になるように今後も石川区さんとお話しながら、努めていきたいと思っております。 ○議長(宮崎有平) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) はい。分かりました。よろしくお願いします。 それでは、次に、また同じく指定管理料ですが、これ教育委員会になるのかな、金額はほんまのわずかです。古墳公園の支出で福利厚生費の中に、金額は2万900円ですが、慶弔費が入っておるんです、支出で。これは、こういった施設で、こういった項目の支出が必要なのかなという、自分なりに疑問に感じましたので、その辺のことを把握しておられましたらお聞かせいただけたら、納得しときたいですが。 ○議長(宮崎有平) 植田社会教育課長。 ◎社会教育課長植田弘志) 安達議員ご質問の古墳公園の支出の中に福利厚生費としまして、令和3年度に2万900円慶弔費と、計上しておられます。ちょっと中身は、どちらのほうに支出されたとこまでは、今、承知はしていないんですけれども、指定管理者様のほうが、その会社というんですか、運営している中で支出されたんであれば、適切なのかなという感想は持っております。 ○議長(宮崎有平) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) 施設の性格上、こういった慶弔費として項目が必要なのかなということをちょっと自分なりにも疑問を感じました。 それから、同じく86ページのクアハウス岩滝です。その中の項目で、使用料金の収入の実績でレストランの売上げが掲げてあります。その他の収入で町の休業協力金110万円、それから京都府の緊急事態措置協力金1,511万143円とあります。ここまでは理解できるんですが、その下にレストラン売上げという項目がありまして、レストラン売上げその他という、ほかですか、いわゆる他の項目と一体化したような形になっておるんで、一番あそこのクアハウス岩滝の一つの入場料金、それから、レストランの売上げというたら、収入の生命線のような気が、私はしております。 やはり、レストランの売上げが、金額が幾らであろうとも、きちっと令和3年度は、これだけの年間、レストランの売上げがありましたよということを明記していただくことが私は必要ではなかろうかと思いますが、それについてのご見解を確認したいと思います。 ○議長(宮崎有平) 市田観光交流課長。 ◎観光交流課長(市田桂一) 議員の質問にお答えしたいと思います。レストランの売上げの表記がないということで、ご意見を頂戴しました。レストラン、マッサージ、温泉スタンド等ということで、一くくりにしてしまっております。令和3年度の実績としましては、312万9,733円の実績がございますけれども、その内訳としまして、細かいところを決算書で表記できてなかったということはございますので、来年度以降、しっかりとレストランも分けて表記をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 安達議員。 ◆12番(安達種雄) クアハウス岩滝におきましては、いろいろと今日まで、この議場でも議論してきた経緯がございます。そういった中で、気になるのはやはり入場料と、それからレストランの売上げが、どのぐらいのバランスになっておるのかなということが我々、評価したり、また、検討する中で知りたい部分でありますので、また、機会がありましたらお聞かせいただいたら、また、来年度からは明記をしていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(宮崎有平) ここで、午後1時30分まで休憩とします。     (休憩 午前11時49分)     (再開 午後1時30分) ○議長(宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 ほかに質疑はありませんか。 6番、渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) それでは、決算について一つお聞きしておきたいところがございます。 まず、決算書の195ページ、織物振興対策事業におきまして負担金、アーティスト・イン・レジデンス事業負担金200万円とあります。京都府から300万円ですか、与謝野町200万円とで500万円だと思っております。 これについて少し、どういう事業で、どういうことをやられているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。このアーティスト・イン・レジデンス事業につきましては、京都府が京都府全域で実施しました、京都府域展開アートフェスティバルという取組がございまして、これの与謝野町の取組として、アーティスト、芸術家ですけども、芸術家が町のほうに滞在されまして、地域住民や事業者と交流することによって、テキスタイル、織物の可能性と地域の魅力を引き出すことを目的として、事業のほうを実施をしたということでございまして、実施の主体としましては、京都Re-Search実行委員会、これの与謝野部会ということで、実施のほうをいたしました。招聘のアーティストは、「ANOTHER FARM」と言いまして、串野氏と尾崎氏と2人のユニット名ということでございまして、実施予算としては500万円、京都府が300万円、与謝野町が200万円の負担ということでございます。 この取組につきまして、令和3年度は四つの取組のほうをいたしました。 一つはバウンダリーズといいまして、光るシルクで織られました能装束、これを串野氏のほうが作成されました作品でございまして、これを旧加悦町役場の2階で展示をしたということでございます。 二つ目が、境界がない会話ということで、トークイベントのほうを行いました。これは串野氏や細尾氏といいまして、織物事業者の方、こういった方々のトークイベントということで、臼井織物さんを会場にしまして、実施のほうをいたしました。来場者のほうは44人来られました。 三つ目が境界のないレストランということで、これは串野氏のお知り合いの有名なシェフの方、この方が与謝野町の風土を題材にしまして、料理を提供されたということで、これは岩滝のnest旧山与醤油の倉庫、ここで実施のほうをしまして、参加のほうが20人。 それからもう一つがきょうかいを知らないご飯会といいまして、これもそのシェフの方が与謝野町産のお米で作る料理を古墳公園で振る舞われたということで、参加者が60名ということでありました。 いずれにしましても、このアーティストが、この与謝野町で活動され、与謝野町の風土、織物、そういったものにインスパイアをされまして、取組をされたということでございます。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) それでは、参考資料147ページで、もう少し詳しくお聞きしたいと思います。 このアーティスト事業、3番目の境界のないレストラン、場所、nest旧山与醤油倉庫跡、参加人数20名、定員20名。山与醤油に私、行ってきまして、そして、前年度、去年は家賃5万円前後もらっておりますと言われました。これはnestからですけど。 そして、今回は4万円ちょっともらっているということでございました。ほんで倉庫跡はきばって動いて使ってもらっておりますかということを確認しましたところ、私もきちっといつもおるわけじゃないんで、何日に何人ということは申し上げれませんですけども、出入りはちょっとはあったということでございました。そうしますと、ここにある境界のないレストラン、nest旧山与醤油の跡でございますが、これは昔にレストランといいますか、食堂といいますか、昔、山添町長と、それから京都府の山田知事が出会われたとこだと思うんですが、まずは、そうだと、間違いではないかということを聞きたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。先ほど申し上げましたとおり、この境界のないレストランということで、これは企画のほうを串野氏、それから、この実行委員会でしまして、ここの場所を借りまして実施のほうをしました。 これの参加については、公募をしまして、それを受け付けて定員20名のところで、こういった催しをしたということでございまして、知事が来られたとか、そういった取組ではなかったということでございます。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) ちょっと私間違えましたかしら、nest旧山与醤油倉庫跡、境界のないレストランというのは昔、喫茶店といいますか、そこのことではないんですか、それとも阿蘇シーサイドパークの境界のない公園の中のことですか。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。この境界のないレストランというイベントですけども、これについては、以前ここで催しをされた、数年前にされましたものとは全く違うものでございまして、このアーティスト・イン・レジデンス事業の中で、そういったイベント名ということで境界のないレストランということで一度開いたというイベントでございまして、以前の取組とは関係がないということでございます。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) そうしますと、境界のないレストラン、場所nest旧山与醤油跡というのと、今、説明受けた場所の、ここではないけども、そういうことをしたという、では、どこでやられたんですか。ここには旧山与醤油跡と書いてありますが。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。場所としては、この旧山与醤油倉庫跡、今の名前ですとnestというところで、この境界のないレストランというイベントを開催したということでございます。 レストランがここにあって、そこでイベントをしたということではなしに、イベントとして、こういう名前の境界のないレストランというイベントを開催したということでございます。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) そうしますと、旧山与醤油の倉庫に、このシャッターにnestと書いてある場所でされたというふうに思ったらよろしいんですか。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。議員のおっしゃるとおり、旧山与醤油跡、nestという場所で実施のほうをしたということでございます。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) どういいますか、ここに資料では境界のないレストランとしてあるわけですが、これは境界のないレストランという名前であって、レストラン事業をしたということではないんですか。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。境界のないレストランといいますのは、イベント、ここの催しの名前でございまして、ここにレストランが常設というんですか、あるというわけではございません。一度きりのイベントであったということでございます。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) 大体理解できるようになりました。 そういう名前といいますか、そういう形で行ったということで、山与醤油さんに行ってお聞きしましても、いやどういう形で倉庫が動いているか、それははっきりと座っていないので分かりませんということでした。そんなにも使ってないのに、電気代の分がねぎられたんだろうと私は思っておるんですけど、5万円前後から4万円台になってきたということは思っております。 そうしますと、この山与醤油さんの、そのような施設ですね、最も、あそこは阿蘇シーサイド関係にも入るんですけども、前は。そして、どういいますか、阿蘇シーサイドのプロジェクトにも入っていったと思うんですが、その使い方は今後どういうふうに考えておられるんですか。そのような、境界のないレストランの、そういうような形だけのものにお金を、たくさんのお金を使って、そして、どういいますか、プレイスという形でもって、そして、行っていこうと考えておられるんですか、そのあたりをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 市田観光交流課長。 ◎観光交流課長(市田桂一) お答えします。nestにつきましては、阿蘇ベイエリア活性化マスタープランの中で、一応、位置づけがしてある施設でございます。今から6、7年前になりましょうかね、地方創生の加速化交付金をあの施設に対して、法人に対して交付金を支出していた経緯がございます。その事業計画の中では、まちづくり法人の立ち上げとインキュベーション施設の設置、それと起業を目指すための人材育成プログラム事業、ものづくりの可能性を引き出すワークショップ開催事業、先ほどのインキュベーションの話とマッチしてございます。 空き家、空き家店舗等を活用した新たな事起こしのトライアル事業等々をやっていくということで、あそこに3,000万円程度の交付金を入れております。現在は、立ち上げた当時は、いろんなイベント、また、京都府さんも通じた、連携したフードトライアルというようなイベントですとか、海の京都のイベントで活用したりとか、様々な事業展開をしております。近年は、コロナ禍ということで、なかなかそういったイベント等もできずに、稼働率ということで言えば、かなり下がっているのかなというふうに思ってますし、今後につきましては、ここに交付金を打ったときの事業どおりの展開をまちづくり法人とともにやっていけたらなというふうに考えています。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。
    ◆6番(渡邉貫治) この旧山与醤油倉庫跡というのは、大変お金も、そのように入れていただいております。まだ、設備も、どういいますか、喫茶店といいますか、あるいはレストランといいますか、中にも、そのように残ったままになっております。大変大きなお金を頂きまして、残っておるわけでございますが、この部分の、やはり使い方といいますか、活用方法というものはもっともっと智恵を頂かないと動きがないんかなと思って、この前も、山与醤油の旦那さんと話しておりましたです。活用していただきたいということでした。 ただ、家賃が少なくなったというのは町には関係ないですけども、どういいますか、町は第三者に渡しておりますので、その家賃には関係ないとは思いますけども、そういう家賃収入できちっとされてるところにおきましては、1万円前後のやっぱり月に値下がりというものにつきましては、大きな問題もあると思っております。 より一層の活用をお願いしまして、また、そのときには旧山与醤油の倉庫には、まだどういいますか、サップというんですか、立って、海の上を浮く、そのようなもんも、一つ使っていただきたいということで、倉庫にも入っておるということでございます。 それも最近は動きが全然ないということでございまして、私は、より一層の活躍を、活躍といいますか、動きを阿蘇ベイエリアにおいてお願いしたいということでございまして、そのためにも、いろいろと府からの、このような予算も下りてきました。府からの予算、これのあのもんで1回で終わりなんですか。また、継続的にやられるという考えもあるんですか。 ○議長(宮崎有平) 三田商振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。このアーティスト・イン・レジデンス事業につきましては、本年度、令和4年度も実施中でございまして、先般の町報においても、このアーティストの串野氏の紹介等、今年行います事業の内容等についても、広報をさせていただいたというところでございます。 この後につきましては、続くかどうかというのは、まだ、分かりませんが、とりあえずは今年度の取組をしっかりとしていきたいというふうに考えております。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) はい。事業というものは継続性があって、そして成り立つもんだと私は思っております。ですので、いろいろと阿蘇シーサイドのプロジェクトの中におきましても、関連性を持ってしっかりと海の京都に合わせてやっていただきたいと思います。 ちょっとだけ苦言が言いたいのは、このように境界のないレストランとかいうような形は、名前だと言われましたですけども、何でこんな境界のないというような形で出てきたんかなと思ったりして、名前は名前なもんで、ちょっともう少し分かりやすいようにしていただきたいと思います。それについてもお願いします。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。この境界という言葉でございますが、英語で言いますとバウンダリーズといいまして、串野氏が作成された遺伝子組替えを使った光るシルクで織られた能装束、これの作品名がバウンダリーズということでございまして、これを一つのテーマとしまして、境界をなくすということ等を、地域の境界なくして、そこにアーティストが入って、新しい取組をして価値を見いだしていくという意味合いで、一つのテーマとして、この境界ということで名づけられたというふうに認識のほうしております。 ○議長(宮崎有平) 渡邉議員。 ◆6番(渡邉貫治) 私は、古くさい人間でございまして、そのようなハイカラな言葉は習ったことがありませんし、なかなか覚えたことはありませんので、今後とも、そういうことのないように、よろしくお願いして終わります。 ○議長(宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。 5番、浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) すみません。私のほうからも、ちょっと3点お聞きしたいと思います。 まず1点目は、この常任委員会資料の9番の50ページ、これは与謝野ホップ振興協議会の事業内容なんですけど、①として公共事業の利用計画の検討について、矢印で旧与謝小学校活用検討委員会を通じ、クラフトビール醸造所を中心とした利活用に向けた検討業務を地元3区と実施しましたとなっとるんですけど、この事業内容は。 これ次のページの決算見ますと、歳出におきまして旧与謝小学校活用検討業務委託、これ支出の部で209万円見てあるんですけど、これ前のページの地元3区と実施しただけで200万円いったわけなんですか。これ以外にされた事業内容を教えてください。 ○議長(宮崎有平) 矢野農林課長。 ◎農林課長(矢野彰男) 浪江議員のご質問にお答えします。この与謝小学校活用計画の検討についてということで、地元の地区の委員さん等にも来ていただいておりました。 ただ、この2番目の200万円の内訳につきましては与謝地区の、いわゆる魅力発見といいますか、そういう地域資源なんかを調査といいますか、そういうこともしていただいたプロモーション的なことをお願いした経費も、この200万円の中に含まれておりますので、そういう部分が非常に大きかったということだと思っております。 ○議長(宮崎有平) 浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) この資料、決算の資料を見せていただくと、これ209万円の内訳として、その事業名というのでなっとるもんで、その細かい内容というのは何にも分からんわけなんですけど、実際これだけいったのか、いろんな委員会を立ち上げてされたんだと思いますが、これだけではちょっと説明が不十分なような気がしますんで、その辺をまた今度、これから今後、気をつけていただきたいと思います。 ほんなら第2点目なんですけど、マイナンバーカードについてお聞きします。マイナンバーカードを、これの予算書の31ページに、中段ぐらいに国庫補助金で、戸籍住民基本台帳費補助金として690万8,000円と195万7,000円が見てあります。これの歳出は103ページ、103ページに、この下の負担金、補助及び交付金というところで691万1,200円と出ておりますが、さて、与謝野町のマイナンバーカード、今、何割、何%の方が持たれているか、その辺をお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長(中上伸午) 議員ご質問にお答えします。令和4年8月31日現在で交付件数が7,402件で交付率が35.83%でございます。 ○議長(宮崎有平) 浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) 4割を満たない方しか持っていないということだと思います。では、このマイナンバーカードを持つことによって、町民は、どういう利便性があるのか、その辺を教えてください。 ○議長(宮崎有平) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長(中上伸午) 議員ご質問にお答えします。3点あるんですけども、一つ目は、運転免許証とか持っておられない方の身分証明になります。 それから、医療関係のほうの保険証の代わりということで、保険証も使えますし、マイナンバーカードも、昨年の10月から保険証ということで使えるようになっておるんですが、ただ、登録をしている医療機関でないと、マイナンバーカードは使えないので、そちらについては、まだのところもたくさんありますので、町内の病院とか、それからまた、歯科医だとか、それから薬関係のほうのお店とか、そういったところで数店は使えるということです。 それから、もう一つですけれども、よく新聞とかでも、マイナンバーカードを使って、コンビニで住民票が取れたりとか、印鑑証明が取れたりとか、そういったことがありますが、与謝野町につきましては、まだシステムを導入しておりませんので、そのコンビニ交付についてはまだといったような状態でございます。 ○議長(宮崎有平) 浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) この頂いた資料を見ますと、システム改修委託料の皆減、マイナス234万3,000円となって、そのシステムは改修をしないと、今回は。これはいつ、そのシステムを改修して、このマイナンバーカードでコンビニでも使えるとか、保険証の代わりになるとか、それができるのか、ざっといつ頃というのが分かれば教えてください。 ○議長(宮崎有平) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長(中上伸午) 議員ご質問にお答えします。システムの改修というのは、恐らく戸籍のほうのことを言われておるのかなと思うんですけど、マイナンバーカードが、どういうんですかね、コンビニ交付できるようになるシステムというのは、これから導入していくということになりますので、今後、システム改修のほうが必要になってくるというようなことです。今後の話ということで、お願いします。 ○議長(宮崎有平) 浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) 今、ほんなら、これからという話だったんですけど、福知山とか舞鶴とか、もう先に進んで、これができるようなとこも、そういう市町村もあるというように聞くんですが、なぜ与謝野町はそこまで進めんのか、その理由があれば教えてください。 ○議長(宮崎有平) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長(中上伸午) 議員ご質問にお答えします。北部ですね、北部7市町でシステムのほうを導入しているのが舞鶴市と綾部市ということですね。2市だけでして、ほかの市町につきましては、まだ今のところコンビニ交付のシステムは導入はしておりません。 なぜ、与謝野町がしてないかということですけども、やはりその舞鶴、綾部と比べましても交付率が大変低かったということで、導入しても利用される方がおられないということで、それこそ2、3年前とかでしたら、10%台だとか、20%とか、相当低い数字でしたので、それで導入ができなかったというものでございます。 ○議長(宮崎有平) 浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) 交付率が少ないということで、まだ、できてないということだと思いますが、私は逆に思うんです。そういう何でも使えるという格好にすれば、みんな、ほんならマイナンバーカードを申請しようかということになると思うんですが、その辺はどうでしょう。 ○議長(宮崎有平) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長(中上伸午) 議員ご質問にお答えします。舞鶴市、綾部市さんのほうがシステムのほうを導入されとるということですが、交付率が40%いくかどうかというぐらいで導入されとるということですので、それからしますと与謝野町も今現在が35%、今年度中には40%はいくのではないかなというふうに考えておりますので、導入時期としては近いうちにしていかなければならないのかなというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) 国のほうもマイナンバーカードを作ってくれということをきばってテレビでも宣伝しております。ぜひとも、町民が便利になるということなら、ぜひ早い、利用できるような、そういうシステムを入れていただきたいと思います。 では、ほんなら3点目なんですが、この決算資料の133ページですか、自然循環農業推進事業、これの下の5番の①農家負担軽減のため豆っこ肥料散布業務を委託、これが232万1,000円、これはどういう委託の仕方をされとるのか、普通なら、各農家が散布するんが普通だと思いますんで、この辺をちょっと教えてください。 ○議長(宮崎有平) 矢野農林課長。 ◎農林課長(矢野彰男) 浪江議員のご質問にお答えします。豆っこ肥料につきましては、有機質肥料ということで、1反当たり結構な量をまかないといけないということで、多くの農家さんでありましたら、例えば、トラクターなんかを持っておられる農家さんでしたら、ご自身でまいていただけることがあるんですけども、なかなかご自身でまけない農家さんに対しまして、そういう機械を持っておられる農家さんに町が間に入りまして委託契約を結んで散布していただくようなシステムをつくっております。その経費として、この金額を上げさせていただいとるというものでございます。 ○議長(宮崎有平) 浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) これ私事で悪いんですが、うちも豆っこをしております。そのまく機械、これが定価で言うと50万円ほど、それにアタッチが10万円ほど、大体60万円ぐらいかかってます。これはうちらは、もううちらで買ってやっておりますが、あまりにも、まいてもらうのを委託するんで230万円って、私らからしたら、こんな、どういうんか、えこひいきというんか、いうたら、うちらは、ほんなら自分とこで持つもんは、機械買うてするもんは無駄銭を払ってるようなもんで、そうなら、私らからしたら、豆っこの肥料の価格をもっと下げていただくとか、そういう格好で考えれんのか、その辺をお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 矢野農林課長。 ◎農林課長(矢野彰男) 先ほどの、散布委託の件なんですけれども、大型農家さん等は非常に豆っこ米の面積もたくさん作っていただいておりまして、そういった中であれなんですけども、例えば汎用米、自分自身の数反しかされてないような方とかが、なかなかそういう機械導入、経費と実際の販売とかを考えた場合に難しいという面がありますので、当然、その方、作業委託料は当然払っていただいておりますので、そういう中で、この委託経費を一部町のほうとしても補助をさせていただいとるという形でございます。 ○議長(宮崎有平) 浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) ということは、まいていただいとる、あの個人農家さんは、お金を払っとるということですか。大体どうだろうな、1反当たり4,000円の補助が出とるとか、そういうように、私は聞いておるんですが、どうです。 ○議長(宮崎有平) 矢野農林課長。 ◎農林課長(矢野彰男) すみません、ちょっと私、今ぱっと委託経費をどれぐらい、負担金をちょっとどれぐらい頂いておるかということは、今、手元にございませんが、農家さんにも当然、委託経費ということで、一部負担は頂いております。 ○議長(宮崎有平) 浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) 個人も負担をしとるということなら、私も納得できます。ただ、1反当たり20袋、大体豆っこの肥料が1袋1,500円ほど、2年目からは、それの半額になりますけど、20袋ということは3万円ほどかかっとるわけです。この辺をなるべく抑えていただくように、何とか考えていただきたいと思います。 それから、あの豆っこの肥料だけで、全て、それで一発で済むんかというたら、そうでもないですよね。この間、私、農林課の方とお話しましたけど、年々減収になっていっとると、それで、それを栄養素が足らん分もあると思うんです。その辺は農家さんが有機肥料を、また別に入れてされとるというようには聞くんです。 そしたら、豆っこ米の、あの肥料、すみません、1反当たり10袋だで1万5,000円ほどか、それに、その有機肥料を入れて結構な肥料代になってくると思うんですが、この辺の、もっと抑えれるような方法があったら教えてください。 ○議長(宮崎有平) 矢野農林課長。 ◎農林課長(矢野彰男) 浪江議員のご質問にお答えします。先ほど、浪江議員も言われましたように、なかなか豆っこ肥料で毎年作っていただく方については、農家さんにもお話し伺っておりました、やはり秋とか春に土づくりということで、豆っこ肥料以外の土づくりの資材なんかを入れていただいております。 それにつきましては、町がつくっておる栽培ごよみでも土づくりの推奨ということで、例なんかも、これぐらいのものをこれぐらい入れてほしいというような例をお示しさせていただいています。 豆っこ肥料の価格についてなんですけども、大体1反当たり200キロということで、先ほど言われましたような定価ベースで言うたら1万5,000円にはなるんですけれども、それについては認定農業者さんであったりとか、農家さんによってポイント制ということで、翌年の肥料代から差し引くというような形で補助もさせていただいておりますし、豆っこ肥料自体は、単体で見たときに非常に負担も大きいとは思うんですけども、他の有機質肥料と比べた場合、まき手間ということはあるとは思いますけども、比較的安価といいますか、他の有機質肥料と比べた場合は安い、比較的安い価格設定になっているかなと思っておりまして、なかなかこれ以上のちょっと値上げというところは正直、今、町のほうでは考えにくいと思っております。 ○議長(宮崎有平) 浪江議員。 ◆5番(浪江秀明) 今、日本は海外から輸入する化成肥料におきましても、どんどん1.5倍とか値段が上がってきております。ぜひ、その有機肥料、これは増産できるように考えていただいて、少しでも農家さんの応援できるように、よろしくお願いします。以上、終わります。 ○議長(宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。 1回目の方はもうありませんね。ないですか。なければ2回目に入りたいと思いますが。 4番、高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 135ページの子育て支援医療事業、子育て支援医療費について質問をいたします。子育て支援医療事業で扶助費、子育て支援医療費4,504万6,701円が計上されておりますが、この説明をお願いいたします。 ○議長(宮崎有平) 下川子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(下川賢司) お答えさせていただきます。この子育て支援医療事業につきましては、京都府の子育て支援医療助成制度と与謝野町の制度を併せた事業として進めております。この京都府と与謝野町の二つの制度を使いまして、子どもさんが発熱などで体調を崩されて病院などをご利用された場合に、1か月1医療機関に当たりまして200円の自己負担で済むという事業でございます。実際にかかった治療費用につきましては、保護者が支払った200円の残額を京都府と町が負担するという補助制度でございます。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) それは中学校までの医療費無料制度とは、また、違うんでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 下川子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(下川賢司) お答えさせていただきます。議員のおっしゃられる中学校までのという制度のことでございます。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) ありがとうございます。コロナの影響により子どもが医療機関を利用する機会が少なくっていると聞いております。子どもの医療費に余裕ができていると聞いておりますが、よって財政的に余力が出ているとも聞いておりますが、幾らぐらい出ているのでしょうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 下川子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(下川賢司) お答えさせていただきます。令和3年度と令和2年度の決算額の差額を確認しますと、令和3年度と令和2年度の決算額の差額が657万3,925円ということでございます。実際に補助金を活用されました件数で確認をいたしますと、令和3年度の件数が1万1,250件、令和2年度の件数が1万767件でございまして、483件の令和2年度から令和3年度にかけての増加があったということでございまして、先ほど、議員のほうでご指摘のありましたとおり、令和2年度の件数が少なかった要因といたしましては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴いまして、各ご家庭での感染防止の対策が徹底されたためというふうに推察しておるところでございます。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) はい。ありがとうございます。その650万円出ているという、それは後ほど聞くといたしまして、与謝野町は中学校までの医療費の無料、この事業は近隣の市町村に損はないか、先駆けて実行してきたと思っておりますが、間違いないでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 下川子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(下川賢司) お答えいたします。先駆けというよりも、この制度につきましては京都府の事業でございますので、京都府の事業に合わせて各市町が、それに加算して制度を設けてご利用される保護者の方に使いやすくしているということでございます。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) これは、もう私の勘違いかもしれません。京都府が中学校までの医療費の無料というのはなりましたですね。それに伴ってなったということでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 下川子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(下川賢司) お答えいたします。そのとおりでございます。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 私は、それまでになっていたのかと思ってました。中学校までの医療費の無料というのは、どういうことかと申しますと、まず、200円は必要です。医療費の1,500円の負担は自己負担になっております。改善前は3,000円でございました。2年前より京都府の補助が増えました。それによって自己負担額は1,500円になったようでございます。1,500円を超える医療費は町と京都府で半々して負担をするという、そういう考え方でよろしいでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 下川子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(下川賢司) 議員のおっしゃるとおりでございます。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) このたびはコロナの影響ということで、650万円ほどの予算があるということでございます。そこでお聞きしたいのは、その予算は、どのように使われる予定がありますか、お聞きします。     (「休憩動議」の声あり) ○議長(宮崎有平) 今、野村議員から休憩動議が出ました。賛成者はありますか。 賛成2名、動議は成立しました。 暫時休憩とします。     (休憩 午後2時24分)     (再開 午後2時25分) ○議長(宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 下川子育て応援課長。 ◎子育て応援課長(下川賢司) すみません。先ほど、私の答弁の中で京都府と与謝野町の制度で、与謝野町が先立ててやった制度ではないかということで、私が勘違いをしまして、京都府が先だというふうに答弁させていただいたんですけども、これは違いまして、与謝野町が先駆けて実施した新事業であるということでご承知いただければというふうに思います。 申し訳ございませんでした。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) そこで、その650万円ほど出ているという、余力が出ているというお話、それに基づいて京都府が、そういったお金を今後、出していこうというような話があると聞いておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。現在、京都府におかれましては、医療費の無料化を高校生まで広げるか否かという議論を関係委員会でされているという状況のようでございます。その今後の流れにつきましては、現在、それ以上の情報を得ていないというところでございますので、その状況であるということをご認識をいただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) 今、町長から答弁がございました。そこで私は思うんですが、高校生までの医療費の無料化というのを、ぜひやっていただきたいと思っております。高校生までの医療費を無料にすると、大体800万円ほどかかるということを聞いたことがございます。それは正しいかどうかは分かりません。予算が必要になると聞いておりますが、高校までの医療費の無料は伊根町が早くから実行されております。また、京丹後市でも、条件はついていますが、実施されています。今、高校までの医療費無料がなされていないのは、近隣では宮津市と与謝野町だけでございます。 宮津市でも検討されているようなことを聞いておりますが、与謝野町においては、この機会に、ぜひ実施していただきたいと思いますが、これは町長にお聞きしますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと思います。先ほど答弁をさせていただきましたように、現在、京都府におかれましては、この医療費無料化という事業について、高校生まで、その範囲を広げるか否かといった検討状況にあると認識をしております。この状況を踏まえて、私どもとしても今後、どのような費用負担が発生してくるのかということも踏まえて、議論を行ってまいりたいと思っております。 また、本年におきましても、京都府知事要望ということで、与謝野町としての政策提言を行っていくところでございますが、その中におきましては、子どもを育てる保護者まで医療費無料化という部分を含めてはどうだといった提案もさせていただいているという、そういう状況にあります。 我々といたしましても、財源をしっかりと確保できるということでございましたら、この取組を進めていくことができればいいなと思っておりますが、現在の検討状況としては、そういう状況にあるということをご承知おきいただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 高岡議員。 ◆4番(高岡伸明) どうもありがとうございます。よろしく検討していただき、お願いしたいと思います。以上で終わります。 ○議長(宮崎有平) ここで2時45分まで休憩とします。     (休憩 午後2時31分)     (再開 午後2時45分) ○議長(宮崎有平) 休憩を閉じ、休憩前に引き続き会議を再開します。 ほかに質疑はありませんか。 3番、野村議員。 ◆3番(野村生八) それでは、令和3年度の一般会計決算について、2回目の質問をいたします。 まず、税務課長に質問します。決算書16ページに軽自動車税の収納額が計上されています。この中で当町で福祉車両についての減免がされていると思いますが、それはどういう、どこに基づいて、どういう内容でされているのか。そして、この令和3年度は何台減免されているのか、お聞きします。 ○議長(宮崎有平) 吉岡税務課長。 ◎税務課長(吉岡素子) 議員のご質問にお答えいたします。先ほどのご質問の減免のことでございますけれども、与謝野町税条例の第89条、種別割の減免にございます。この中に公益のため直接専用する軽自動車等のうち必要と認められるものに対して種別割を減税するということになっております。その車両につきましては、現在、与謝野町で軽自動車税の公益減免としている軽自動車等は社会福祉法人所有の軽自動車でございます。その台数につきましては、公益のため直接専用する軽自動車が55台、39万7,500円としております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 公益のためという基準で減免されているということで、その対象が、それに基づいたら社会福祉法人だけだというのは、なぜ、そういうふうになっているのか、お聞きします。 ○議長(宮崎有平) 吉岡税務課長。 ◎税務課長(吉岡素子) 議員のご質問にお答えしたいと思います。現在、与謝野町税条例の中には公益のため直接専用するという同内容のものが、軽自動車税と固定資産税の減免の規定にございます。 固定資産税の土地、建物につきましては、社会福祉法人が社会福祉事業の用に供する場合、地方自治法第348条により非課税となりますが、それ以外は課税しております。よりまして、したがいまして、軽自動車税につきましても、固定資産税の取扱いと整合性を保つ必要があるため社会福祉法人を減免扱いとさせていただいております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。
    ◆3番(野村生八) 普通自動車の減免については、京都府の事務所のほうでやられていて、こちらは社会福祉法人だろうと、NPO法人だろうと実際福祉の送迎などに使っているという記録を提出すれば全て対象になっています。 福祉課長に聞きますが、公益をしているNPO法人は与謝野町ではないんでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 田辺福祉課長。 ◎福祉課長(田辺茂雄) 議員のご質問にお答えしたいと思います。福祉課にということで、お答えさせていただきますと、介護保険の事業所でありますところは、NPO法人でありますとか、有限会社なんかもあったりしておりますので、介護保険サービスに関するお話で言うと、障害のサービスもそうですが、実際に福祉サービスを提供されているという切り口で言うとNPOなり、その他の事業所があります。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 社会福祉法人以外にも、福祉事業は多分、今のは明確に言われましたが、公益のためという事業をされているという答弁だったというふうに理解したので、町長にお伺いしますが、これは、いわゆる昔の形ではなくて、今やNPO法人も、そういう福祉法人も、あるいは与謝野町では有限会社も含めて、幅広く福祉のまちづくりに協力していただいておるという実態があります。ここで区切るというのは、ちょっとそぐわないのではないかと思いますが、直ちに対象を広げるということが必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。先ほど、吉岡税務課長から答弁をさせていただきました条例につきましては、恐らく合併時に制定をされ、それ以降、改正がないままに現在に至っている、そういった条文であるのかなと認識をいたしました。 そのような中で時代、そして、社会背景が目まぐるしく変化をする中で、条例改正を行い、状況に即した対応を行っていくという必要性につきましては、私も十分理解をしているものと認識をしております。 先ほど、議員からご紹介がございました、現在、その範囲内である社会福祉法人だけではなく、公益に資する事業を行っている、その他の法人形態の皆様方に対する減免措置につきましても、私たちのほうで条文の整合性をしっかりと確認をした上で改正できるか否か、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 当初の税務課長の答弁にあったように、基準は公益だけですので、条例改正の必要は全くないと思うんですね。解釈の仕方だけなんで、それは直ちにしていただける状態にあると思っていますが、条例改正なしに、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご指摘も含めて、今後、検討をしたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 近隣の町でも、そういう区別がないということも聞いていますので、ぜひよろしくお願いいたします。 次に、教育委員会に質問します。今日、永島議員の質問の答えだったと思うんですが、教員の勤務実態の調査の資料を頂きました。これを見ますと、二つの問題があるなと。一つは、引き続き大変な過重労働になっている方が、まだ残されていることと、もう一つは、どう見ても令和2年より令和3年のほうが悪くなってるんじゃないかと思えるんですが、これについて、これは教育長、どう考えてますか。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 議員のご質問にお答えをさせていただきます。先週の議会におきまして、永島議員のほうから指摘のありました部分について、議員の皆様方に配付をさせていただいたところでございます。 それに基づいての野村議員からのご質問でございますが、令和2年度と令和3年度を比較したときに、令和3年度のほうが実態として非常に厳しくなっているのではないかというご指摘でございます。数字を見ていただいたとおりでございますが、この背景として考えられることは、令和3年度と令和2年度との違いは、令和2年度には、いわゆるコロナ禍で学校が休み、いわゆる休業を余儀なくされた期間が令和2年度はございました。 幸いにして、その期間におきまして、学校の勤務におきましても、いわゆる日中において、従来であれば勤務時間外でせねばならなかったことが、通常の勤務時間でこなすことができたという部分がございます。そういう部分で、令和2年度の超過勤務の時間数のほうが減るということでございます。 逆に、令和3年度になりましてからは、いわゆる学校休業というよりも、コロナに対応を忙殺されたのが令和3年度からでございます。教員の多くが、実態といたしまして夕方から夜にかけて保護者宅のほうに電話をかけたり、それやいろんな配付物の準備をしたりする、そのようなことに忙殺をされたのが令和3年度でございます。また、令和3年度は、いわゆるGIGAスクール構想の初年度でもございます。この令和3年度の4月当初から、どのようにしてICTを進めていくかということに各校のほうが研究、実践を進めていったのが令和3年度でございます。そのような、通常ではない部分というのが加わりましたのが、令和3年度でございます。 さらに申しますと、令和3年度から中学校において、新しい学習指導要領が全面実施となっております。特に小学校においては、その部分も重なったというところがございます。そこが令和2年度と令和3年度の数字上の違いのところかというふうに解釈をいたしております。ただ、いずれにいたしましても、議員のご指摘のように、この勤務の実態においては非常に厳しい部分がございます。各校におきましては、当然として管理職のほうが、この数字、承知をしております。いわゆる80時間を超える、いわゆる過労死ラインに達するものにつきましては、事情を聞いたり、様々な助言、アドバイス、業務改善のような働きかけは絶えずするというのが、それぞれの学校の現場の管理職の姿勢でございます。 しかしながら、令和3年度は、そのような厳しい状態があったということについて、ご理解をいただけたらというふうに思います。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 令和3年度の実態というのは、非常によく分かりました。しかし、それを踏まえても、やはりその120時間を超える方があるということや、100時間を超える方が9人もおられると、幾らなんでも、どういう事情があっても、これは許されない実態だと思うんですね。何らかの手を打たないと、やはりそういう実態が分かれば、直ちに手だてを打つ、人を派遣するということになると思うんですが、その問題と、もう一つは、だからそういう意味で言えば、コロナがあって令和2年はということであれば、コロナがなければ慢性的に、まだ、こういう状態が続いているんだろうと思えるんですが、やはり一方では職員を増やしながら、先生を増やしながら、一方では学校の実務を減らしていくという、両面のことがないと、なかなか改善できんと思いますが、今後について、どのように教育長、考えておられますか。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 議員のご質問にお答えをさせていただきます。議員のご指摘のとおりでございます。厳しい実態が学校現場にはございますが、管理職のほうが、先ほど申しましたように、適切に、この時間を把握する中で、指導のほう、助言等らを進めていただいております。教育委員会のほうも、この集計的なのは、その都度、こちらのほうにまいります。数字のほうで厳しい学校においては、こちらのほうから個別に学校長のほうにお願いをするところでございます。 また、議員もご承知のとおり、教員不足という問題が、この令和4年度になって非常に厳しいものがございます。そこの部分も、根本的な解決がなされない限り、なかなかこの厳しさが続いていくなという構造的な問題を抱えている部分がございます。学校におきましては、町のほうからいろんなスタッフがたくさん、本町の場合は入れていただいております。それや、コロナ禍の施策としてスクールサポートスタッフのほうも配置をいたしまして、教員のほうの、いわゆる事務的な作業の軽減等らを図らせていただいております。 様々な手だてを工夫をするのですが、根本的な部分の人がいない、そこのところが非情に厳しさが出ているというのが現状かと思います。 しかしながら、議員のご指摘のように、この数字におきましては、非情に厳しい部分でございます。この数字につきましては、教育委員会としても真摯に受け止めております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 答弁ありませんでしたが、学校の実務、先生が担わなければならない実務ですね、これも減らさないと、これはなかなか難しいと思いますので、多面的な面から、ぜひ取組をしていただくよう指摘をしておきます。 次に、建設課長に質問します。決算書の219ページに河川改修の実績が、額が計上されて、約1億円というふうに書かれています。この中で浸水対策として令和3年度に行われた事業の内容と、その効果について、どのように考えておられるのか、まずお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) ただいまのご質問にお答えいたします。河川改修事業で浸水対策事業と申しますと、決算参考資料の178ページの(6)河川改修事業に、その工事費の内訳が書いてあります。これにつきましては、河川改修事業につきましては、出水期を除いての工事となることで、令和2年度の繰越し分と、令和3年度の前払金と上げておりまして、この浸水対策事業としましては、明石の明石川、三河内の奥山川、石川の鞭谷川、金屋の根曽川、それと、既に完成はしておりますが、滝の筒子川、それと一定狭小部分が改良しました石田の九渡川、現在、動いておりますのが、この五つの河川でございます。 その効果につきましては、最近、当地方につきましては、幸い大きな雨が降っておりません。この効果もあると思うんですけども、実際、改修済みの箇所につきましては、浸水被害は発生しておりません。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 当町におきましては、この浸水対策はかなり取り組んでいただいてきたというふうに思っています。以前は、岩滝の庁舎近辺も常習浸水地域だったと思うんですが、これはもう改善されたということでしょうか。ほかに、そういう地域はもう残っていないんでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) ただいまのご質問にお答えします。岩滝地域につきましては、都市下水路が整備されて、雨水調整池が合計2か所と、雨水排水ポンプは1か所ありまして、その排水区域の中での浸水は解消されております。ただ、高潮被害が、まだ発生しておりまして、これにつきましては、浸水被害が、高潮の影響範囲が結構広いもので、ちょっとその方策につきまして、方法を考えておるところでございます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 答弁なかったので、もう令和3年度で、先ほど言われた河川の取組されているとこ以外は、常習地域はないんかなというふうに理解しました。 それで、そういう点では、今後、今、この令和3年度の事業をもとに、どこが大きな課題なのかということがあると思うんですが、今日は奥山川について質問させていただきます。 奥山川は、三河内全体が、昔いろんなとこが大変な浸水をしていて、水理解析をやって、それに基づいて4本か5本、水路を抜くという計画があり、それに基づいて進めてこられました。この令和2年、令和3年度で、いわゆる郵便局の隣の奥山川について、下に抜く水路工事が完成しました。これで、かなり改善されたのかなと思っていたんですが、今も土のうが積まれています。 つまり、この間の雨で、14号以前の雨で、かなり増水、逼迫状況だったということで、この間の14号台風に備えて、あっちこっち土のうを積まれているということで、引き続き大きな課題があるのかなということを私は思っているんですが、課長はどのように、今捉えておられますか。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 三河内の浸水対策についてお答えします。三河内の奥山川につきましては、先ほど申されました旧郵便局から下流につきましては、ゾブ川支線ということで、令和2年に改良は終わっておりますが、その上流につきましては、いまだ、その河川の改修ができておりません。その上流につきましては、河川に隣接して人家が連単しておるわけで、川幅を広げる工事がなかなかできないということで、今思っておりますのが、奥山川の上流におきまして、水をためる施設、貯留施設を設けまして、一旦、ピーク流量を下げて、今ある川で流れる程度の水に抑えていくという方法を考えておりまして、奥山川上流につきましては、谷があるんですけれども、今ある京都府が既に設置されている堰堤を活用したり、もう一つの尼ヶ原の谷のほうに、その貯留施設が設けることができないかということを測量調査を行っております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 令和2年に完成して、令和3年度の、この状況を見られて、引き続き早急に対策が必要だというふうに考えておられるのかどうかということと、今、上流部に考えていると言われたのは山の奥のほうの話でしょうか、この2点、質問します。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 奥山川の河川改修につきまして、旧郵便局から上流につきましては、今後とも整備は必要だと考えております。そのための貯留施設と申しますのは、倭文神社があるもっと奥、山間部に入ってから谷の中で水をためる施設を設けたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) そもそも、この郵便局の隣の水路、下流部分を改修していただいたわけですが、それは、どういう計画に基づいてされたのか、前にとった、水理解析した、それに基づいてされたのか、そのときは、たしか時間60ミリの雨量が基準だったと思うんですね。当時は60ミリというたら、10年に一遍もないということで、これは当たり前だったわけですが、今や時間100ミリが当たり前の時代になってきとる中で、どのぐらいのものに絶えるものとして新しく抜いた水路は造られたのか、お聞きします。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) ゾブ川支線につきましては、降雨強度と実際の時間雨量につきましては、ちょっと考え方が違ってあれなんですけども、その設計上の降雨強度につきましては、その地方ごとに何ミリ、何ミリというのがありまして、たしか60ミリだったと思うんですけども、降雨強度が60ミリで設計はされております。 ただ、それが今、発生するいっときの大きい雨に対応するかというのは、その1時間雨量何ミリと、たくさん今現在、降っておるんですけども、それがどのぐらい降って、水が集まる場所に、流達時間というのがあるんですけども、流れるかによって、ちょっとその流量が変わってきますので、そこら辺の関係性はちょっと申し上げることはできませんけども、管理については、その降雨強度式でやっております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) もう今や、この災害対策は以前と同じでは、もう対応できないということで、抜本的な見直しが必要な時代になってきておるということは考えられていると思います。そういう点では、今言われた基準60ミリというのは、見直すということは、そもそもないのかどうかということと。 言われた意味で言って、その水理解析をしないと、何ミリで、この川に何ぼ水量が来るということが分からないわけで、そういう検討した上で、こういう水路、大変な事業なんでね、取り組むということにはなってないということなんですが、必要だとだと思うんですが、いかがですか。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 水理解析も行っておりまして、三河内地区の浸水につきましては、奥山川からの水の流れによるものと併せまして、野田川からの逆流によるものが大きな影響をもたらしております。 野田川からの逆流につきましては、今、野田川が暫定断面の改修になっておりまして、これが一番最上流まで終わった後に、また、下流から本格断面に改修されますので、それが待たないと下流からのバックの水によって、浸水する分については、なかなか解消ができないかと思っております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 60ミリの見直しというのはいかがですか。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) 降雨強度の見直しにつきましては、この事業が今、補助事業で、その上流の施設についてもやろうと思っております。それを超えるものについては、補助に、なかなか乗らないものと思われまして、そもそも施設の規模が、とてつもなく大きなものになってしまいます。 今後、それが現在の降雨状況を鑑みて、補助対象になるのかどうかということも併せて、また京都府のほうと相談させていただきたいと思います。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 町長に質問します。補助の対象にならないということなんで、これはもう与謝野町だけの問題ではなくて、府や国の問題だと思いますんで、そういう点について、町長としての考えと、今後の取組についてお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。先ほど来、議員からは、時代の流れの中で、現在、日本各地を襲っている線状降水帯、あるいは台風被害によってもたらされる様々な影響ということを、どのように鎮圧をしていくのかということだったのかなと思っております。そうした中で、ここ数年来、国土交通省においても、気候変動の影響を受けた社会基盤整備ということを言われるようになりました。 これはすなわち、これまで想定をしていた時間雨量を超えての対策が全国各地域で必要になってくるということを意味をしているという認識をしております。そうした中で、与謝野町としては、特に河川でありましたら野田川本線、そして支線の改修について、この間、取り組んできたということでございます。 この間、一定の予算を確保してきたということでございますが、これができ得るのも、やはり国土強靱化計画というものがあってということにもなります。そうした中で、私といたしましては、この与謝野町で社会基盤整備を行っていく際、必要不可欠な予算、財源の確保という観点で、関係者の皆様方とともに予算確保に向けて尽力をしていきたいと思いますし、 先ほど、奥山川のお話がございました。この奥山川だけではなく、常習浸水地と言われる幾つかの地点につきましても、この間、取組を進めてきたわけでありますが、この河川改修などの効果がしっかりと測定をされ得るものなのかということも含めて、絶えず検証はしなければならないと認識をしております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 再度質問します。60ミリという基準を見直すということについての、町長の考えと、もし、それが必要だと思うんなら適切な対応を、取組をお願いしたいということですが。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。この奥山川の60ミリということだけではなく、与謝野町全体においても想定雨量というものを引き上げて社会基盤整備を行っていかなければならないというふうに思っております。 そうした認識を私自身は持ってございますし、現在、国におきましても、そのような方向性になりつつあると、今、そういう状況にあると思っております。そうした中で、やはり河川改修を進めていくためには、予算の確保ということが非常に重要になってくるというわけでございますので、我々といたしましては、この与謝野町における河川改修がしっかりと実行できるように予算の確保を努めてまいりたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 大雨による、この被害というのは、私、二つの大きな問題があると思ってます。 一つは、水量がとんでもなく増えてあふれる問題と、もう一つは山から土砂が大量に流れ出て、底面が上がってしまうという、ちょっとの洪水でもあふれてしまうと、この前半については今、言われたことなんですが、この土砂が堆積してあふれるということについて、今まではほとんど対策ということは、なかなか砂防ダムとか、そういうのはちょっと意味が違うので、ないと思うんですね。 こういうことをやらないと、ちょっとなかなか難しいんではないかと。だから言われた上流に、そういうものを造られる場合に、そこで砂を止める、そして、そこから簡単に砂を出せるという、こういうこともぜひ考える、今後は必要があるのと違うかなと思ってます。建設課長、どうでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 柴山建設課長。 ◎建設課長(柴山進) ただいまのご質問にお答えします。おっしゃるとおり山腹からの土砂の流出につきましては、その対応が必要であると考えております。建設課のほうでは、土砂災害防止のための砂防堰堤を京都府のほうにお世話になっておりますし、農林課のほうでは山腹を守るための治山ダムの建設を行っております。現在でも、京都府におきまして、岩屋地区の堰堤は完成しましたし、今は幾地地区の平地の堰堤も実施していただいております。 今、今度、計画しております三河内の貯留施設におきましても、管理型タイプといいまして、たまったら、その土が出せるようなものにしていきたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 山から平野に出てくる際で砂を止めると、そういう点では砂防ダムや治山ダムとはちょっと位置が違うと思うんで、ぜひ検討していただきたいと思います。 それでは、次に、ちょっと時間があるかどうか分かりませんが、住民環境課長に質問します。どの項目かというところが全く見つからないということで、男女共同参画社会の取組は随分以前からされていると思いますが、令和3年度では、これはどのような取組がされたんでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 中上住民環境課長。 ◎住民環境課長(中上伸午) 議員ご質問にお答えします。男女共同参画事業のほうですが、事業のほうで言いますと、決算書の113ページになりますが、人権啓発事業のほうにございまして、そちらにあります委託料がございます。その中に女性相談事業委託料ということで、年5回ですけども、京都市内のほうからカウンセラーの先生にお世話になりまして、女性相談のほうをさせていただいております。 野田川の庁舎の2階のほうで、そういった事業のほうを年5回、実施をさせていただいておるところでございます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) ジェンダー問題、それに伴ったジェンダー平等を求める取組というのは、もう21世紀に入って世界的に大変な高まりを見せている、人権問題ですね。日本においても、その流れが広がっているというふうに思ってます。 一方、この与謝野町をはじめ自治体では男女共同参画ということでやられていますが、私は、これイコールではないと思うんですね。これは町長に質問しますが、ジェンダー問題の中に、この男女共同参画というのは含まれているけども。かなりジェンダーのほうが幅が広いと思ってまして、今後について、この問題は大変大事なんで、一つは、そういう意味では、ほとんど取組がされてないのかなというふうに、今の答弁では認識したのと。 今後については、この男女共同参画ということではなくて、ジェンダー平等を求める取組として、人権問題として、もっと幅広く町としても取り組むことが求められていると思いますが、これについて町長は、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。議員のご発言の中で男女共同参画、そしてジェンダー問題というお話がございました。 この男女共同参画、ジェンダー問題、そしてLGBTQ、さらには子ども、外国人といわれるように、いわゆる私は好きな言葉ではないですけれども、社会的にマイノリティーと位置づけられている方々の権利というものを、どのように擁護していくのかということにつきましては、より包括的な視点で取り組むべき問題であると考えているところでございます。 そうした認識の下、令和4年度におきましては、与謝野町内の関係課長のプロジェクトチームということで、現在、取組を進めつつあると、今、そういう状況にあります。 すなわち人権問題の中にジェンダー問題、LGBTQ、外国人、子どもたち、こうした社会的にマイノリティーと言われている人たちの人権を擁護していく、さらに、そうした方々の住民参画を促していく、そういう取組を全体的に進めていきたいと考えているというところでございます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 再度質問します。ということで、いろんな事業名とか、いろんな形の中で、ジェンダー平等、ジェンダー問題とか、ジェンダー平等という言葉をぜひ取り入れるべきだと、今度、総合計画つくられるといいますが、その中に入っているのか、僕、確認してないんですけども、そういう方向に切り替えるべきだと思うんですが、どのようにお考えでしようか。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問につきましては、これまで与謝野町であれば、男女共同参画という取組で行ったきた事業をジェンダー平等、ジェンダーフリーという用語に置き替えて進めていくべきなんではないかといったご質問であったのかなという認識をいたしました。この用語の取扱いはさておき、今後、男女の様々な違い、すなわち女性の社会進出であったり、女性の権利擁護でありましたり、そうした問題については、より一層促進をしていかなければならないという認識を持ってございます。 そうした認識の下で現在のプロジェクトチームにおける議論を進めていきたいと思います。その議論の中で、用語の取扱いにつきましても、慎重に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) よろしくお願いします。 それで、今日は、その具体的な一つの問題として、生理の貧困について、教育委員会に質問します。日本では、コロナ感染の拡大によって、経済的な困窮で生理処理用品を買えないということが大変な問題として浮かび上がっています。しかし、世界では、それ以前からジェンダー問題として生理用品を至るところに置くという、こういう取組は進んでいます。 この中で、この令和3年度において、この生理用品を学校現場で置かれた実績というのは、あるのかないのか、現状について、また、取組について、また、これについての考えをお聞きしたいと思います。 まず、教育次長に現状についてお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 柴田教育次長。 ◎教育次長(柴田勝久) 野村議員のご質問にお答えしたいと思います。学校における生理用品の今の設置状況はということでございますけども、児童・生徒の生理用品につきましては、原則としまして、各ご家庭でご準備をしていただくということが原則となっておりますが、学校におられる時間帯に必要となった場合に備えまして、各小中学校では、児童・生徒に配布する生理用品については、常備をさせていただいているというところでございます。その多くにつきましては、保健室などで養護教諭、保健室の先生から配っていただくという形をとっております。 また、現状で至るところにということで、議員のほうからおっしゃったんですけども、中学校につきましては、もう既に置いている学校もありますし、試験的に置きまして、今どのようなメリット、デメリットがあるのかというところで試験的に設置をトイレにしているというところで検討している中学校もあるというところが現状でございます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 必要になったときに、求めに応じて提供できる準備はできとるということだったと思うんですが、そもそもそういうことでは、今の社会の人権、ジェンダー平等の発想から言えば、いわばちょっと弱いのではないかということなんですね。 教育長にお伺いしますが、この問題での、そういう男女の問題、人権の問題、ジェンダーの問題等々から見て、生理用品を全ての学校の、いつでも必要なときに、申し出なくても使える、一番いいのはトイレということになっているわけだと思うんですが、このことについて、教育長はどのようなお考えをお持ちなのか、まずお聞きします。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 議員のご質問にお答えをさせていただきます。今、教育次長が説明いたしましたように、本町の中学校におきましては、試験的な取組も含めてですが、経済的な理由で生理用品が買えない生理の貧困に対して、学校のトイレに生理用品を置くという取組をしてもらっています。これまで、本町の小中学校では、次長が申しましたように、保健室で申し出れば生理用品を手渡してきました。問題は、生理の貧困という言葉かなと思います。 貧困の把握や健康面、様々な不安解消をするのであれば、保健室に取りにきてくれたほうが養護教諭が、いろんな形で相談に乗ることができる実態把握、指導・援助につながる。養護教諭と話すことで、今申しましたような様々な支援のきっかけになるという考えに基づいて、今まで保健室で、小中学校においては渡してきたという経緯でございます。 しかしながら、保健室でもらうのには、やはりハードルが高いと感じる児童・生徒もいると思われますし、様々な理由で生理用品を買ってもらえにくい子にとって、毎回、自分だけが保健室にもらいにいかなければならない恥ずかしさや悔しさ、そこは、察することは十分にできます。 皆がトイレで気軽に手にして使えるようになったら、必要としている児童・生徒も遠慮なく堂々と手に取れることができ、より安心した学校生活を送ることができるものと私自身も思います。 しかしながら、先ほど申しましたように、貧困という部分につきまして、トイレ内に設置するだけでは、貧困の状況を把握することにつながりにくいという、今までの取組の考え方もございます。そこの部分を補っていく必要が、トイレに置く場合においてもあるのではないかなというふうに思います。 先進的な事例を見てみますと、トイレに設置をするとともに、保健室への相談を呼びかけるメッセージなどをつけて、困ったときにあったら、いつでも相談に来てくださいよというような形でメッセージをつけて置かれてるところもあり、なるほどなと私自身も感じたところでございます。現在、この件につきましては、本町の養護教諭の先生方の部会において、問題意識を共有していただいております。今後、養護教諭の先生方からの総括的な意見を踏まえまして、教育委員会としても検討していきたく考えているところでございます。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 私、最初に言いましたように、日本では生理の貧困という捉え方がされている。これは、もはや、簡単に言えば、悪く言えば時代遅れと、世界では、そんな問題ではなくて、ジェンダー問題、人権の問題として捉えられとるんですね。日本でもそういうふうに、今なってきていると。だから、いろんなところから学校現場にという声が上がっている。 私は、教育長、ぜひ、こういう見解で取組をしていただくことが大事ではないかと思ってるんですが、再度、人権の問題なんだという、貧困対策ではないということについては、どうお考えですか。 ○議長(宮崎有平) 長島教育長。 ◎教育長(長島雅彦) 議員のご質問にお答えをさせていただきます。子どもたちがより安心・安全、心配なことがなく生活をしていくという観点であれば、人権に関わる問題であるというふうに言えるかと思います。 私自身も、この件について、いろんな形の部分で調べてみたりしたんですが、少し言葉、あれになりますが、トイレットペーパーと同じような形で置いてあって、そこが不自然なことがあるのかという、そういうような、書いてある部分がありました。 私自身は、それはなるほどなと思いました。トイレットペーパーがあるのに、なぜ生理用品がないのか、そこが一つ私自身、目からうろこ的な部分で、ものの考え方として大事なところではないかなというのを痛感した次第でございます。 議員ご指摘のように、生理の貧困ということで、貧困、少し先ほどの答弁の中では強調いたしましたが、子どもたちがよりの安心・安全な生活をしていくという点では、これは人権に関わる問題であると認識はいたしております。 ○議長(宮崎有平) 野村議員。 ◆3番(野村生八) 私もトイレットペーパーの問題で、考えたんですけど、よくよく考えてみると、トイレットペーパーは男性でも女性でも同じことなんですね。やはり生理用品は女性だからというハンディーの部分なので、まさに、こここそ、どんなときでも簡単に使えるようにすることが必要だということで、これは、いろんな困難な課題はあると思うんですが、これは課題があるからということで左右する問題ではなくて、人権なんで、必ず設置すべきことという姿勢で現場と、いろいろ協議して前へ進めていただきたいと思いますが、最後に次長、答弁頂きたい。 ○議長(宮崎有平) 柴田教育次長。 ◎教育次長(柴田勝久) 教育長も申し上げましたとおり、今、養護教諭のほうで、いろいろとメリット、デメリット、いろんな課題を検討していただいております。 野村議員もおっしゃいましたとおり、人権に配慮した部分もいると思いますし、その部分も養護教諭の先生方と共有させていただいて、また、子どもたちのアンケートもとるということになっておりますので、子どもたちの、その意見も聞かせていただいた上で、検討させていただきたいと思っております。 ◆3番(野村生八) 終わります。 ○議長(宮崎有平) ほかに質疑はありませんか。 15番、山崎良磨議員。 ◆15番(山崎良磨) 失礼します。それでは、2回目の質問をお願いいたします。 永島議員もちょっとやられましたが、195ページの地域経済分析事業補助金について、私からも若干質疑のほうをしたいと思います。 最初に申しますが、今から私も、これにちょっと細かい、ことすれば、けちといいますか、意見みたいなことを言いますが、大前提として、私は、これはすばらしい事業だと思っておりますし、より今後に生かしてもらいたい。また、私の周りの方々と話すと、割と、この事業についての意味という部分についてクエスチョン、少々勘違いではないんですが、ちょっと間違ったような思いを持たれておる方もおる中で、こういった公共の場で質疑をすることによって、より一層の理解を皆さんに深めればなと思います。 それでは、まず最初に、これの意義の確認です。これは経済学、よく私が言われるのが、こういった経済分析白書というものが出てきたんだけど、結果的に、こんなもん誰が見たって当たり前のことしか書いてないよみたいなことを言われる方がおられるんですけど、例えば数年前に日本でもベストセラーになりました、トマ・ピケティ氏の21世紀の資本という本がございます。 これの概念といいますのが、お金持ちとお金貧困層、いわゆる富裕層については、その資産を生かし、より資産を増やすことが可能であり、貧困層は、それが難しい。それによって、時間がたてばたつほど、この資本の差というのは開いていく、これをストップというか、これの破壊行為というのは戦争以外にはないんだよといったようなことが概念として書いてあります。 これも、聞けば当たり前だよなと、お金持ちがよりお金持ちになって、お金のない方が、より苦しむというのは世の常ではあるんですけど、何がすばらしかったかというと、このトマ・ピケティ氏は、これを図式化、書籍として公式化にした。ちょっと話が戻りますが、当町の地域経済分析事業も、いわゆる今まで漠然と頭の中で描いておった、いわゆるインターネットの買物が多いとか、地元の業者で買わずに量販店、スーパーなどで買物をしておるとか、皆さんが漠然と描いておったことを明確に数値化、事業化したという部分についてが功績だと捉えるんですが、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。今、議員がおっしゃったとおりだというふうに思っております。 この分析、消費者でありますとか、あと事業者の方に直接、お話を聞き、また、様々な統計の数字というものを具体的に、この報告書の中で表したということで、これを見て皆様方、そうだと思うんですけども、町の将来ですね、この先どうなっていくかということが多分、具体的に想像ができるようになったと思います。 その上で議論ができる土台といいますか、下地ができたんではないかというふうに思っております。ですので、この分析によって、皆様が共通の認識の中で、いろいろな経済対策でありますとか、まちづくりに対して議論ができる、これが一番大きな、この分析事業の成果であったというふうに認識のほうしております。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) この事業では、そのような分析結果が出て、いわば道具、ツール、武器を、これで持つことができたということなんですが、少々、先の話、これもしていきたいなと思います。 例えば、私がE=mc2という公式を知っていますが、原子力を自由に扱えないように、この事業報告も、ただ、持っているだけでは絵に描いた餅になります。また、この事業結果、この結果というので、議員の勉強会のときに小山先生でしたか、小山先生の中の解釈、解法というのをちょっとお話してもらった中で、これは小山先生を、決しておとしめるわけではないんですが、私の中では、おおむねが賛成、2割がまあそうなのかなという中庸、1割がえっそれはという部分がありました。 この1割について、少々お話しますと、小山先生のほうのお話の中の解法として、いわゆる町で、いわゆる入札であったり、いろんな、いわゆる大きなシステムや機器を買うときも、地元の業者を通して買うことにより、地域振興をするべきではないかといったような解法があったと思います。これも、元、私もメーカーにおった人間からいいますと、ふだん、代理店と取引がないところに下ろす場合というのは、大変リスクを伴います。また、それを買われる地元業者の方も本来の仕入れ値より高い値段を払わないといけない。 そして、役場側、行政側についても、いわゆる民間の人が普通に買い求めるよりはるかに、その経費が乗って高い金額で買わねばならない事態が起こり得る可能性が、元メーカーの私の視点からは考えられました。 近江商人の中で、三方よしという言葉がございますが、この場合は三方あし、三方悪しということになってしまうのではないかなという疑念がありました。 ただ、これはあくまで小山先生の中の心理であり、また、例えば、私が、この話や、この結果を見た中で思ったことというのが、いわゆるふだんの食品なんかでもスーパーなんかを使っておる中で、一つの助けとなるのは、例えば企業版ふるさと納税などで量販店やスーパー様から、いわゆる当町にふるさと納税を多少でも頂いて、それで補填するのはどうかなという思いがありました。しかし、これもまた、私だけの心理であり、皆様の心理ではないと思います。 要は今までのキャリアであったり、経歴、生き方ということで、この事業報告書を読んで皆さんが思いつく解法というのは、その数だけ出てくる中で、私は、せっかくすばらしい、こういった事業白書ができましたので、より多くの皆様に、これを読んでいただき、より多くの皆様の心理を聞き、それを役場のほうで今後は、これを基にまとめていっていただき、予算化の助けとしていただきたいという思いがございます。いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。これも議員がおっしゃるとおりで、私も、この報告書のほう読み込みまして、確かに、ここはどうなのかなというとこは確かにあるというふうに思っておりますし、もう人それぞれ、この報告書を読まれて思われるとこがあると思います。 ただ、方向性としては、ある一定見えたのかなというふうには思っておりまして、そういったことを踏まえながら、多くの方、どういうんですか、町民の方々の意見を集約する、こういった場も設けなければならないというふうに思っておりまして、来年度につきましては、産業振興会議のほうが第7期の編成をしてくる年になると思います。 ここで、こういったこと、政策に対してですとか、こういった報告書の広報、それから町民への寛容であるとか、そういったことについて議論をして、町民の意識を一つにしながら、この具体策について検討して、よりよい経済施策が立案できればというふうに思っております。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) ぜひそのようにお願いしたいのですが、経済振興会議でとか、お集まりの場でという話ももちろん大切なことだと十分私も思います。 それと、今現在、町のホームページにも、これが紹介されておるんですけど、時期もたって新しいニュースが随時更新される中で、だんだんとやっぱり古いものは分かりにくいとこに追いやられている中で、例えばですけど。これに伴うバナーを張って、すぐに町のホームページからいって、いわゆるふだん経済振興会議とか、そういったものに出てこられない一般の町民の方にも、目に留まりやすいように、随時意見を受け付けておりますみたいなことも書いていただくような形で、様々な方の解釈というのを集められるのはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。この報告書の広報でありますけれども、町報のほうにも載せましたけども、QRコードを張ったりというふうにしておりますし、課内のほうでは、やはりすぐに目に留まるように、これも課員のほうに指示はしておりますけども、バナーを張って目立つところに、これを読んでいただくようにするように指示のほうもしておりますので、そういったことも含め、いろいろな施策を取りまして、この報告書が町民の皆様、多くの町民の皆様に目に留まるようにしていきたいというふうに思っております。
    ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) はい。ぜひともそれでお願いしたいのと、今回、こういったものができました。今後は、これを生かして、また方策をという話になる中で、ただ、一方で、このツールも一定のアップデートというのが、また必要になってくるかなと。 例えば、この10年、20年でインターネットが、多くの方の予想よりもはるかに普及し、当町においても、私の予測より大分上回っておったんですけど、インターネットのみの買物の方、インターネットの買物を主にされておる方というのが、こんだけ多いというのは結構びっくりしんですけど、そういった中で環境下というのも、恐らく今後スマート決済だ、キャリア決済だとか、いろんなことがある中で、また、買物の仕方、購入の仕方という、多種多様になってくる中で、一定の、毎年する必要、お金もかかる中、ないと思うんですけど、何か年かに一度というような形のアップデートも必要かと思われますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮崎有平) 三田商工振興課長。 ◎商工振興課長(三田大智) お答えいたします。この地域経済分析につきましては、一般社団法人の地域活性化センターの事業を活用させていただきまして、この費用につきましては、その補助金で全て賄って、この報告書をまとめたということでございます。 この報告書、予算があるからする、したんですけども、ただ、これを生かしていくには、やはりアップデートというのは必要だというふうに思っております。 ですので、これを短いスパンで、同じような調査するというのは、なかなか難しいとは思うんですけれども、今現在は、例えばGoogleフォームなんかを使って、いろいろな意見をもらえるというようなこともできますし、実際、この調査の中でも、そういったことを使って、町内で働かれる町民以外の方からもアンケートをとったということもございますので、そういったことをしながらアップデートして、さらには、もうちょっと長いスパンになるんですけども、抜本的な、また、見直しをするようなことも考えていかなければならないというふうに考えております。 ○議長(宮崎有平) 山崎議員。 ◆15番(山崎良磨) せっかくできたツールでございます。よい機会と捉えて、これからも抜本的改革やアップデートを重ねていただき、大切にしていただきたいなと思います。 最後に町長、私の解釈を少しここで述べさせてもらいまして、恐らく皆さん、十人十色の解釈があるのかなと思う中で、町長も読まれたと思う中で、ぜひとも町長の解釈もお聞かせ願えたらと思います。 ○議長(宮崎有平) 山添町長。 ◎町長(山添藤真) ただいま議員から頂きましたご質問にお答えをいたしたいと存じます。令和3年度で行いました地域経済分析につきましては、かねてより私どもが取り組んでいきたい地域循環型経済の強化を行っていく上での全体の資料ということでございました。 私といたしましは、今回の報告書の内容を受けて、改めて今後の地域経済活動というのは、循環ということが、非常に強いテーマになっていくなということを改めて感じたというところでありました。 この改めて感じたという中におきましては、今回の、この報告書がしっかりと数字、あるいは事業者、消費者のヒアリングなどに基づいて形成をされていったということで、改めて、その認識を再認識をしたということであったというふうに理解をいただきたいと思っております。 そういう中で、私自身も議員と同様に思った点がございました。今後、我々の政策のベクトルとしては、循環型経済を強化をしていくということであるということであるんですが、インターネットを介した調達といったように、地域外から商材を購入していく、調達をしていくということが、特に住民の皆様方の消費行動では、非常に大きなウエートを、これからも占めていくんではないかというふうに思います。 そういう中で循環と、そして、インターネット社会の到来における消費行動ということをどのようにリンクをさせていくのかということが極めて難しいんじゃないかという認識を持っていると、今そういう状況にあります。 そうした中で、私たちといたしましては、地域循環型経済の強化と併せて、やはり住民の皆様方、消費行動に対する問題意識というものを常に私たちのほうから呼びかけていく必要があるんではないかと考えたところでございます。 そのほか、例えば年金経済といわれる規模が100億円近いものであるといったように、これまで、なかなか数値化できなかったことをしっかりと数値化をしたということがございました。 こういった点も非常に印象深い論点の一つであるというふうに思いますが、これらの点について、今後どのように考えていくのかということは、まさに政策立案能力のいかんによって、生きるか死ぬかというラインにあると考えますので、私といたしましても、この提言を受けて、しっかりと政策化できるように、職員の皆さん方とともに尽力をしていきたいと考えております。 ◆15番(山崎良磨) 終わります。 ○議長(宮崎有平) お諮りいたします。 決算認定については、本日はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、ご異議ございませんか。     (「異議なし」の声あり) ○議長(宮崎有平) ご異議なしと認めます。 本日は、これにて延会することに決定しました。 本日は、これにて延会します。 この続きは、明日9月27日午前9時30分から開議しますので、ご参集ください。 お疲れさまでした。     (延会 午後3時53分)...